とある国税OBのYouTube
どういったきっかけだったのか忘れてしまったのですが、とある国税OBの方のYouTubeを見つけ、その方が気になっております。
おそらく定年まで勤めあげられてから退官されて、その後、税理士開業されているようなのですが、これだけ高齢の税理士さんが積極的にYouTube動画をアップされているのを他に見たことがないので、素直にすごいなぁと思っています。
試しに動画を見てみたのですが、説明も上手ですし、国税OB特有の高圧的な雰囲気もありません。
そして、何よりも、誘導の仕方がうまいんです。
一見すると、国税OBが辞めた途端に、税務調査の裏側みたいなのを暴露し出したのかと思わされるような書きぶりなのですが、動画の内容を聞いてみると、かなり真面目な内容で、同じく調査官として、税務調査をしていた人間としても安心感のある内容だったりします。
そのギャップも良い感じにウケているようです。
てっきり最近開業された方かと思っていました
最近になって、よく目にするようになった気がしていたので、てっきり、昨年くらいに開業された方なのかなと勝手に思っていたのですが、ふと、当該方のウェブサイトを訪問してみたところ、結構前に開業されていました。
開業税理士さん達のウェブサイトを覗いてみると、開業後の数年間は頑張ったものの、あとは、更新ストップみたいなウェブサイトが多い中で、新しい試みを積極的に行われている姿勢がまぶしいです。
安心感抜群
幸いにも専門としている税目が違いますので、競争相手にはならないのですが、偵察がてらウェブサイトを隅々まで見てみました。
(完全に興味の範疇でです。)
ウェブサイトもかなりきれいに作られていました。
村上のサイトとは大違いです。
ご経歴や経験も書かれていたのですが、そのなかに、10,000件以上の申告書を見てきたといった情報が書かれていました。
10,000件という途方もない件数をどうやって数えたのかという疑問はさておき、とても安心感があるなと感じました。
(ちなみに10,000件という数字は実現可能な数値だと思います。たとえば、中規模の税務署では数千の法人を管轄しており、その申告書を1年通してすべてみることが出来る(申告書の処理をする担当などだと)ので、十数年勤めて、現場にずっといらっしゃれば、可能な数字ということです。)
選ぶ側の気持ちになって、同業の方のウェブサイトを見てみると、とても勉強になります。
小難しいことをいろいろと書くのではなく、必要な情報を簡潔に書いて、そして、それらの情報から読み手に安心感を与える。
これが大切なんですね。
新しいことに積極的に取り組むことに加え、ウェブサイトの作りまで、いろいろと勉強になりました。
先輩を見習って精進いたします。
日々精進。