失敗を完全になくすことはできないが、少なくすることはできるはず
この投稿は別の機会に書き溜めていたものを活用しています。
ネガティブな内容だったので、あんまり外に出すものではないかなと思い、保留にしていました。
ネガティブな気持ちを拡散したいという意図は一切なく、今後の自分や、独立開業しようとしている方にとって何らかの形で有益なものになるかもしれないという思いから、加筆修正したものを公開ステータスにすることにしました。
独立して強く感じていることは、
- 人が自分のことを自分と同じくらいわかってくれていると油断すると痛い目にあう(自分も含め、人は自分にしか興味がない生き物だということを強く認識する。事業を行うにあたっては特に。)
- 本当に、絶対に、得たいと思うものがある場合は、しっかりとそのことを周りに伝えて、本気で取りに行く。周りに流されない。取り逃しても誰も救ってくれないし、後悔しても手遅れ。
- 人にしても行動にしても仕事にしても、何事においても、ふと、違和感を感じたら立ち止まって真剣に考えてみる。その違和感はあたっている。
ということです。
失敗ノート
何かを失敗した時には、じっくりと時間をかけて、振り返るようにしています。
弱い人間なので、つい他責になりがちですが、他人はコントロールできないので、自責で振り返るようにしています。
そうしないと振り返りが意味のないものになってしまうためです。
じっくりと考えてみると、前も同じようなミスをしていたことに気づき、仕事のやり方や言動などから、過去に痛い目にあわされた(あわされかけた)ことがある人と適切な距離を取らなかったという反省点に気づきます。
そして、それらを引き起こしている根本は、他人への甘え(依存)という結論に行きつきます。
独立してから、失敗ノートを付け始めました。
失敗した日付、何が起こったのか、どう感じたのか、どうすべきだったのかを書いて、最後に自分の意思を確かにするために署名をしています。
つい、平穏無事な日々が続くと、このノートの存在を忘れてしまいますが、平穏無事な時こそ、このノートを見返すべきなのかもしれません。
そうすることで、失敗を完全になくすことはできないかもしれませんが、少なくすることはできると思うためです。
以下が書き留めていた内容で、前々回の失敗です。
今回の失敗は書く気にとてもなれないので、失敗ノートに書き示すに留めておこうと思います。
従業員の頃は優しくいられた
基本的には他人に優しい人でいたいと思っています。
自分を良く見せたいからではなく、末っ子として甘やかされて、つまり、いろいろな人に助けられて育ったと思っているからです。
高校を卒業して、仕事を初めてからも、周りの方にたくさん助けてもらいました。今もそうです。
優しさを受けるばかりではなく、ちゃんと与える側にもならなければという思いを持っています。
なので、従業員として働いていた頃は、できる限り優しくするようにしていました。
中には、その優しさを良いように使って、結局は自分が楽をしたいだけみたいな人もいましたが、従業員としてですと、まぁ、なんだかんだで、なんとかなりました。
(職場に恵まれていただけかもしれません。)
助け合いの精神も大切だけれども
今は、従業員としてではなく、事業主として働いています。
まだ一年も経っていませんが、事業主であるからには、優しさだけでは駄目だなと強く思うようになってきました。
なぜかというと、優しさを全開にして、いろいろな人にやさしくしていると、結局は自分の首を絞めることになるからです。
自分の身はしっかりと守りつつ、出来る範囲で優しくなる、もしくは、優しさ全開でも何ら問題がないような状況になったら優しくなるくらいが、現実的に可能なのではないかと思っています。
優しさ全開でいて、結果として、自分の首が回らなくなっても、誰も助けてくれないと思います。
もちろん助け合いの精神はとても大切だと思うのですが、残念ながら、人のやさしさを利用する人もいるので、気を付けないといけないなと思ったということです。
悪くはいいたくないけれども、対応するか、退くか、のいずれかなのではないかと思います。
税理士の平均年齢は60歳を超えています。
これは、税理士という資格に定年がないこと、国税OBが退官後に税理士登録することなどからなのですが、高齢の税理士さんであっても、積極的に学び、IT化への対応をされている方がいらっしゃる一方で、学びを止め、IT化への対応も諦めている方もいらっしゃいます。
確かに変化し続ける社会に対応し続けるのは大変ですし、毎年改正される税法のアップデートも大変ですが、でも、これって税理士として登録して働くことの義務なのではないかと思っています。
先日、とある、一度も会ったこともない高齢の税理士さんからお電話があり、税理士会の活動を一日でもいいので代行してもらえないかという相談を受けました。
この時もやさしさ全開で対応しそうになったのですが、私にも仕事がありますし、仮にこの方がどうしても対応できない(たとえば高齢なので体調の観点などから)状況であれば、それは支部にかけあって、免除なりの対応を求めるのが筋なように思います。
これは単なる推測でしかないのですが、どうも、電子申告の対応など、IT化に対応しきれないということも、背景としてありそうでした。
体調にしても、IT化への対応にしても、もう対応しきれないと思ったのであれば、そこは潔く、免許を返上できないものなのでしょうか。
即答に気を付ける
せっかちな性格なので、いいですよ。と即答してしまいがちで、こういった失敗を繰り返しているように思います。
なので、これからは、
- お電話であれば、いったんは電話を終了させて、時間を置いてからお返事をする
- メールであれば、一日置く
といったことをする必要があるなと思っています。
でないと、また、同じ失敗を繰り返してしまうように思うためです。
少しずつですが、事業主として強くなってきています。
やはり、経験を通じた学びが一番強いですね。
忘れないように備忘として書きました。
日々精進。