会計監査での棚卸しの立ち会い
監査法人に勤めていた時のこの時期(3月末から4月第一週)は、棚卸立ち合い祭り&現金実査祭りでした。
羽田空港で現金実査を夜通し行い、近所のビジネスホテルに泊まり、翌日朝、特急電車に乗って地方にある倉庫まで行って、棚卸しの立ち会いをしたりしていました。
まだ、元気いっぱいアンパンマーンだったので、まったく辛くはなく、むしろ、少し楽しんですらいたのですが、今考えると、よく頑張っていたなぁと思います。
棚卸しというと、全件カウントを行って、理論在庫と実在庫の差異(棚差)が生じていないかなどを確認するのですが、監査人としてはサンプルベースでのカウントでした。
決算を固める側としての棚卸し
今回、棚卸しに、監査人としてではなく立ち会う機会がありました。
これまでの経験から、無意識のうちに、サンプルベースでのカウントを想定していたのですが、実際は全件カウントをしてきました。
決算を固める側としては全件カウントが当たり前で、それを促されるまで気づけなかった自分に反省です。
腰が痛くなるが棚卸しが好き
ちなみに、棚卸しの立ち会いはとても好きです。
帳面で商品名などを見ていても、具体的なイメージを持ちずらいのですが、実物を見て、カウントをすることで具体的なイメージを持つことができるためです。
あとは、取り扱っている商品の内容や、預け先の規模などによって、管理方法が全く異なり(それぞれいろいろな工夫をしているということです)、毎回勉強になるということもあります。
ただ、棚から箱を上げ下げするので、腰に来るわけです。
これがつらい。
でも、それを差し引いても、やっぱり棚卸しの立会って、重要だし、楽しいなぁと思いました。
年に一回のイベントなので楽しめているだけかもしれませんが。
(超大企業だと、倉庫を巡り巡って、循環棚卸をし続ける部隊があると聞いたことがあります。)
日々精進。