eL-tax
申告書の提出は、できる限り紙での提出は避けています。
紙で提出した場合、申告書を提出した、していない問題が起こる可能性があるのと、郵便の準備(返信用封筒の準備など)などを考えると、電子の方が手間がかからないように思っているためです。
課税地とは?
一般的には、地方税の申告って、国税の申告データを使って、取り込んだら完成で、あとは署名をして、電子申告で完了だと思います。
普通は。
でも、まぁ、しかし、いかんともし難い理由がありまして、国税の申告とは別に、地方税の申告を電子申告をしています。
申告書の作成自体は、申告書作成ソフトで完了しているので、都道府県一つ一つの申告データに数値を転記していくわけです。
もともと、申告業務を積極的にお請けしていないこともあり、時間に余裕があるのと、出来る限り丁寧に対応したいので、わからないことがあれば、逐一調べつつ進めています。
今回、
「課税地」
という言葉にひっかかってしまいました。
ヘルプデスクへ問い合わせ
都税事務所のQAを読んでみたり、地方税に関する書籍を調べてみたものの、「課税地」という言葉の定義と、それが税額計算においてどのように影響するのかを、はっきりとさせることができませんでした。
eL-taxのヘルプデスクがあったので、問い合わせをしてみれば、案外あっさりと解決するのではないかと思い、問い合わせをしてみたところ、たとえば都内に本社があって、地方にも事務所があり、その地方事務所で申告をする場合に、課税地として都内の本社の住所を入力する必要があるとのことでした。
これは、他の情報で調べたことと整合していたので、私の理解があっていることの確認にはなったのですが、そのもう一つ先の、課税地の入力を仮に誤っていた場合、税額計算に影響があるのかについては解決ができませんでした。
Pcdeskのマニュアルで、でかでかと注意喚起されているので、何か影響があるのではないかと気になるんですよね。
ヘルプデスクとしては、そこは申告する県税事務所にお問い合わせくださいとのことでした。
(そりゃそうですよね。)
県税事務所へ問い合わせ
ヘルプデスクでの回答を受け、もう少し追加でリサーチをしてみたものの、やはり、課税地を何のために入力するのか、そして、入力を誤った場合に税額計算に影響するのかについてははっきりさせることが出来ませんでした。
こうなったら、該当する県税事務所に問い合わせるしかないなと思い、問い合わせをしてみたところ、
「『課税地』がなんなのかはわかりません。」
とのご回答をいただきました。
なんか、潔くて、逆に気持ちいいくらいでした。
わかりませんって言っちゃっていいんだなと。
国税が厳格すぎる?
一番初めの職場は税務署なのですが、そこでの経験を踏まえると、税務署で取り扱っている税金についての質問に対する回答で、「わかりません」って、選択肢としてなかったんですよね。
即答はできないにしても、条文を調べたりして折り返しで回答をするわけです。
その感覚でいたので、正直びっくりしたのですが、世の中の実際のところは、これくらい緩やかに回っているんだろうなぁなんて考え始めると、まぁ、これくらいがお互い気楽でいいのかもね、なんて考えてしまいました。
税理士になって、県税事務所や市役所の住民税課の方とお話する機会を何度か持つことができましたが、税務職員との雰囲気の違いなど、いろいろな意味で勉強になります。
日々精進。