情熱大陸
2024年1月7日(日)放送の情熱大陸は、30代の若き女性寿司職人さんにフォーカスしたものでした。
(「女性」と付けていますが、この業界で女性が働くことは、まだあまり一般化しておらず、フォーカスされていた方も、これに苦しんだとのことでした。長い期間、男性社会を耐え抜いて、その結果、他の若き女性寿司職人を輩出しているらしく、よってもって、好意的に付けました。)
銀座の名店での修業を経て、独立して、ご自身のお店を開業されていました。
あの立地(窓から東京タワーが見えていました)で、調度品はもちろんのこと、お皿や箸置き(特注品とのことでした)にまで、しっかりとこだわり抜かれていて、同世代で、そのようなお店を持ったことを、素直にすごいなぁと思えた反面、開業資金もそれなりになっていると思われ、プレッシャーも半端じゃないんだろうなという印象を受けました。
食べ物の話以外することありますか?
人が、好きなことを話している光景を見るのって、楽しいですよね。
この方(とその師匠も)、本当にお寿司のことが好きでたまらないご様子で、カメラマンの方が、
「いつも食べ物の話していますよね?」
と聞いたところ、
「食べ物の話以外することありますか?」
と返していたのがとても印象的でした。
村上はいつも税金税金言っていると言われることがあるのですが、多少は誇りを持ってもよさそうです。
(この方の情熱に比べると、ともし火レベルですが。)
師匠を超えてやる
最後に使われていたご発言が印象的でした。
師匠を超えてやると。
何かを極めようとするのであれば、これくらいじゃないとやっぱ駄目ですよね。
師匠に絶対敵いませんよ~なんて言っていると、いつまでたっても見習いのママなんじゃなかろうかと思うわけです。
これからはアドバイスをもらえなくなるだろうから
プレオープンに師匠がお越しになられていました。
いろいろと言いたいことはあるのだとは思いますが、ぐっとこらえている印象でした。
当人も、自分のやり方でやってみたかったから、自分のお店を持ったわけで、握ったお寿司の置き方一つをとってもやり方が違うようで、師匠と元弟子とのやり取りを見ていて、なんだかわくわくしました。
最後に、師匠が、自分に寿司を握らせて欲しいとお願いをして、実際に握っていました。
で、アドバイスをしていたのですが、これからはアドバイスをもらえなくなるだろうから最後にというのが、その意図だったとのことでした。
ですよね。
これからはそのお店のトップですもんね。
自分で自分を律して、研鑽を重ねるほかありません。
だーれも、注意なんかしてくれませんし、怠けようと思えばいくらでも怠けられます。
頑張ってください。
勝手に、ひっそりと応援しています。
日々精進。