執筆業
個人事務所を本格稼働させてから、仕事に幅を持たせています。
会計・税務という業界には収まりますが、チャンスをいただければいろいろなことを積極的にやってみるようにしています。
その中で、本格稼働前は、
「そこまで多くのチャンスはないんだろうな~」
と思っていたものとして、執筆業があります。
1ページもののちょっとしたものもありますが、少しずつ案件が増えてきました。
ゲラ段階ではそこまで気にならなかった
当然ながら、執筆に当たっては、読者層を意識して書いています。
中小企業の経営者層向けの読み物で、専門用語をバリバリ使って、組織再編税制について書いても、誰も読もうとは思わないと思いますし、専門誌向けに、単に制度を説明したものを書いてもつまらぬだろうと思います。
今回書いたものが、中小企業の方向けだったので、出来る限り専門用語は避け、また、制度の詳細な説明を意図的に省いて、おおきな観点から、どういった趣旨のものであるかを書きました。(制度のざっくり紹介を目指したということです。)
Wordでドラフトを書いて、ゲラが返って来て、チェックをいれるわけですが、ゲラを返した段階では、そこそこうまく書けたなという感触を持っていました。
見本誌を見て、衝撃を受けた
執筆したものが発刊されると、見本誌を送っていただけます。
で、その見本誌を見て、衝撃を受けてしまいました。
まぁ~、私の文章が固いこと固いこと。
ゲラの段階では自分の文章しか見ることはないので、同じ冊子の他の方の文章を見る機会はないわけです。
なので、気づけなかったのですが、周りの方の文章はもっとやわらかく、優しい文章で書かれていました。
これまで読者として、
「士業が書く文章って固いよな~。」
と思うことがあり、意識的に避けてきたのですが。
残念、自分がやってしまいました。
読めば読むほどに、
もっと丸めればよかった、、、
もっと端折ってよかった、、、
と悔やまれる箇所が散見されました。
制度の説明ですので、端折りすぎて、間違った解説になってしまうことはもちろんあってはならないことですが、かといって、どこかから、そのまま持ってきた文章を使うべきではなかったと反省です(国税庁にあった情報を多少まるめつつも、原文を活かして引用したのですが、ここが固かった。)。
やはり、慣れていない仕事をやってみると、いろいろと発見があっていいですね。
今度、似たようなご依頼をいただいた際は、同じ冊子にある他の方の記事も意識して、書くようにしようと思います。
日々精進。