近所の小さなカフェ
ゆっくりと、何かに追われることなく、時間をかけて、いろいろなことに思いふけることをしたいと思うようになってきました。
駅前にスタバなどがあるのですが、いつも混んでいまして、ゆっくりできる環境ではないので、あえて地元の人しか知らないような、ちょっとだけ駅から離れた目立たないところにあるカフェに入ってみました。
小さな空間に店主さんの色が出ていた
広さで言うと、1Rマンションくらいの空間に、いくつかのテーブル席と、少しのカウンター席があるようなお店でした。
広さやメニューの豊富さではスタバには劣りますが、そこでしか感じることのできない時間を味わうことができました。
壁に簡単な棚が設置されていまして、いろいろな本が飾られていました。
本屋さんで見たことがあるような本だったり、特定の分野に興味を持っている人しか出会わないであろう本だったりがディスプレイされていました。
メッセージプレートが置いてあり、
「ご自由に手に取って読んでみてください。」
と書いてありました。
なんかいいですよね。
ほっとします。
置いてある本も、この空間の特別な空気を醸し出す一つとなっていました。
本のチョイスから店主さんのお人柄なんかも見えてくるわけで、それらの本を眺めているだけで、とても素敵な時間を過ごすことができました。
税理士事務所もオーナーの色が出ているように感じる
その空間で何を考えていたかというと、
「どんな風な税理士事務所にしていこうかな?」
ということです。
どのうような仕組みが儲かるだろうか、早く大きくなるだろうかと言う観点からではなく、本当に自由発想で、どんな事務所だったら、気持ち良いか(落ち着くだろうか)という観点です。
なので、具体的に、あーして、こうしてといった計画を綿密に立てるのではなく、イメージをぼんやりと考えているだけです。
色で考えたりしているのですが、明るめの茶色を基調として、そのなかにグリーンやホワイトなど落ち着いた色が少しだけ混じっているイメージを持っています。
青や黒、赤ではありません。
こんなことを、ぼんやりと考えているのが好きです。
みんな色を持っているように感じる
個人事務所を本格稼働してから、個人事務所をされている方(従業員を雇って手広くされている方から、一人でされている方まで幅広に)にお話を伺ったり、実際に事務所にお邪魔させていただくことがありました。
それを通して感じているのですが、みなさん、それぞれ独自の色をお持ちなように思います。
独立開業や事務所経営に関する情報を調べたりしていると、こうあるべき、といった情報がたくさんありますが、そういったことがあまり好きではなく、自分で考えて行動する方が好きだったり、得意だったりする人たちが、えいやっと開業されているような印象を持っています。
そして、そういった人達がつくり上げてきた事務所ですので、それぞれ色があるわけです。
ある程度の規模になると、オフィスは似たり寄ったりですし、サービスラインも同じような感じで、金太郎飴みたいだなと思っています。
大きな事務所を作りたいといった夢をお持ちの方で、それを一日も早く叶えたいのであれば、セオリー通りに愚直にやり続けることが良いのだとは思うのですが、私は、あまりそういった意思もなく、自分色の事務所をつくり上げられたらいいな、くらいにしか思っていません。
まぁ、死なない程度にのんびりとやっていこうと思っています。
10年後、20年後に、何色の事務所になっているか楽しみです。
日々精進。