推しの子
推しの子という漫画にはまっています。
数カ月前くらいから、この漫画のアニメの曲を耳にするようになり、歌詞の意味を調べてみるなどしていくうちに、この漫画が流行っていることを知りました。
20代の頃は、意識的に流行り物から距離を置いていた(すぐに廃れては、また、新しいものが出てくることに少し嫌気がさしていたので)のですが、最近は、少しずつ、意識的に流行っているものを受け入れてみるようにしています。
アイドルという世界の過酷さ
転生ものという情報があったので、
「ちょっとなぁ~。」
と思っていたのですが、つい先日、漫画を全巻購入して、読み始めました。
思っていたよりもおもしろく、しっかりとはまっているのですが、興味が湧くのが、芸能界のキラキラしたところだけではなくて、活躍できなかったその他大勢のことであったり、スキルや容姿ではどうにもならないこと(業者間の力関係やビジネスの観点など)についても、書いてくれているところです。
一人お気に入りのキャラがいるのですが、そのキャラは、小さいときは天才子役と言われて大活躍していたものの、その後にぱっとしなくなってしまっているが、俳優としての活動を続けているという設定です。
漫画の中の世界の話でしかないのですが(といってもそのほかの人物をみるに、モデルとなった方は実在しそうに思います。)、確かに、大人が、若い世代の才能を良いように利用している側面もあるように読んでいて感じます。
「本当にこれでいいのだろうか?」
なんて、私が考えたところで、何かが変わるわけでもないのですが、いろいろと考えさせられるわけです。
情熱大陸
2023年7月2日(日)の情熱大陸が、安達祐実さんを紹介したものでした。
安達祐実さんといえば、天才子役のイメージを誰しも持っており、また、その後は、それに苦しめられ、現在は、ちゃんと返り咲いた(安定したポジションを確立した)イメージを個人的に持っています。
ちょうど、推しの子で、天才子役と言われていたキャラに釘付けだったので、実世界で本当にそのように言われていた方が、歳を重ねた結果、どのような心境になっているのかに興味が湧き、この回を見てみました。
周りから勝手に期待され続けて疲れた印象
2歳の頃から子役として芸能界に入ったらしく、42歳で芸能生活40年とおっしゃっていました。
その経験値が、映像の至る所に滲み出ていまして、貫禄という表現が正しいのかわかりませんが、常にどこか余裕がある感じが雰囲気として出ていました。
それでいて、演技にはとても迫力があり、プロのすごさを見せつけられました。
推しの子の影響をまさに受けまくっている時に、この映像を見たので、
「安達祐実さんも、見知らぬ人も含めた周りの人たちに苦しめられたんだろうなぁ。」
なんて、勝手に想像しつつ見ていたのですが、映像内のコメントの端々でそれを窺わせるような言葉選びだったり、視線の送り方、話し方をされているように感じました。
(編集の仕方でそうしているのだとしたら、編集恐るべしですが、実際そうだったのだと勝手に理解しています。)
特に「奇跡の40歳」と言われていることに対するコメントが顕著で、歳をとって、老けていくことは、人間にとって自然なことであるのに、「奇跡の40歳」と言われていた安達祐実という人物が、その自然なことに抗えないと、見知らぬ人達に、また、いろいろ言われるのだろうといったことをおっしゃっていました。
なんだかすごく疲れている印象を持ちました。
40代にもなれば、もう大人ですので、周りが勝手なことを言おうと、上手に受け流せるのかもしれませんが、多感な10代と、まだ未熟な20代の頃に、辛い経験をされて、乗り越えられて今に至るわけで、この方、本当にとても強い方なんだろうなと思います。
純粋にかっこいいなと思いました。
上手く書けない
この駄文BLOG、最後に、何かしらのコメントを書くようにしているのですが、自分の中で消化しきれていないからか、今の気持ちをうまく表現をすることが出てきません。
なんか、もやもやしたものが胸のなかで渦巻いています。
とりあえず、
「この回を見て、とても良い経験になりました。ありがとうございます。」
とだけ、書いておこうと思います。
(私、元天才子役でもなんでもないのですが。)
日々精進。