異動の時期
毎年7月10日は「異動」の日です。
「異動」って、何?と普通は思われるかと思いますが、所属する税務署や部署が変わることを異動といいます。
7月10日に、えいやっと一斉に異動します。
全員が異動するわけではなく、だいたい全体の3割くらいの人が異動する印象です。
2~3年おきです
といっても、毎年異動をするわけではなく、平均して、2~3年おきくらいになるそうです。
村上は大学(夜間)に通っていたこともあり、6年間同じ税務署にいました。
最長記録なんじゃなかろうかと勝手に思っています。
(産休、育児休暇明けのママさんから、まだ居たの!?と驚かれました。)
内示といって、ある程度前に、上司などから、異動の有無と異動先を口頭で伝達されるのですが、当時の上司がおもしろがって、
「村上~。ちょっと、こっちおいで。」
「村上君は。残留。」
と何度か言われました。
残留とは異動がない(同じ仕事をもう一年する)ということです。
(もう、〇年もこの税務署にいるのに、もう一年いるのか、、、という気持ちになります。結局辞めるまでに2署しか経験していません。)
飽きないので良い
世の中には飽きっぽい性格の人もいるわけでして、そういった方にはもってこいな制度だと思っています。
2~3年おきに新しい仕事につけるわけですから。
背番号といって、自身が担当する系統(税法)があるので、基本的にはそこから大きく外れることはありませんが、あれだけ巨大な組織ですので、広報やITの専門部隊や税務大学校の教育官や教授といった風に、本当にいろいろな仕事があります。
もちろん、一つのことをじっくり極めたいタイプもいらっしゃるわけで、そういった方は同じ業務を担当し続けることもあるようで、
「この道、云十年」
といった状況になっていらっしゃったりします。
外に出てからの説明がすこし面倒くさい
なんで、ちょこちょこと異動させるのかというと、癒着などを防ぐためらしいです。
民間だと銀行員も同じだと聞いたことがあります。
なので、国税の外に出てから、この説明をするときに、元銀行員の方だったりすると、
「あぁ、うちも同じですよ。」
といった感じでわかっていただけるのですが、そのほかの民間企業出身の方などにとっては、謎な制度のようで、説明にちょっと四苦八苦します。
こちらから異動について何も言わないと、辞める直前に担当していた業務(私の場合は印紙税の税務調査)を、国税局に入ってからずっとそれだけをやってきたと勘違いされてしまうので、意外と注意が必要だったりします。
別に印紙税の人でもいいのですが。
日々精進。