英会話レッスン
英語力強化のために、毎日英会話レッスンを受講しています。
意識的にトピックが偏らないようにしているつもりなのですが、なぜか、最近、「Assertive」という言葉がよく出てきます。
「Assertive」な日本人
本日のレッスンでも、またAssertiveが出現しました。
この単語、何度説明を聞いても、辞書で意味を引いても、具体的な人柄のイメージが浮かびません。
私が使っている英語辞書では、
「断定的な、断言する」
「〔意見・要求・感情などの表現が〕自信に満ちた態度の、積極的な、はっきり[積極的に]自己主張する」
といった説明がされているのですが、これを読むと、自己主張が強い人(aggressive)の印象を受けてしまいます。
で、インストラクターの先生に、
「日本語的にはネガティブなイメージしかない。」
と伝えると、
「いやいや、ポジティブなイメージですよ。」
とおっしゃるわけです。
実際に、他のインストラクターの先生から、
「ヒロタカはassertiveだね。」
と何度か言われたので、ネガティブな意味が含まれていない(含まれていたら、レッスンを受講している生徒に対して使用するとは思えないため)のだとは思いますが、でも、やっぱり具体的なイメージが浮かびません。
日本人は謙虚であるべきと教育されたから
こういった、単語に遭遇したときは、たとえ一単語であったとしても、しっかりと議論するに限ります。
議論をすることで、単語の意味をしっかりと理解できるということ以上に、文化や考え方の違いなど、より多くのことを学ぶことができることが多いためです。
ということで、本日のレッスンでは、この単語の意味に食いついてみたところ、下記の説明をしてくださいました。
「the ability to speak up for ourselves in a way that is honest and respectful.」
どうやら、自分の意見をはっきりと述べるものの、他人の意見も尊重しつつということのようです。
「なんで、日本人には理解し難いんだろうね。」
なんて話をしていたのですが、先生曰く、
「日本人は学校で、常に謙虚に居なさいと教えられたり、社会人になってからも、意見があったとしても、年長者の意見を聞くにとどまって、よけいな発言はしなさんなといったことを教えられていた時代があった(私がこの世代です。最近は変わってきていると信じています。)ので、日本人でassertiveなタイプの方がいないので、具体的なイメージが浮かばないのではないか。」
とのことでした。
確かにそんな気がします。
士業でもassertiveな方はいらっしゃる
この、「他人の意見も尊重しつつ」と言う点ですが、たとえば、議論の相手が、的外れな発言をしたとしても、それを頭ごなしに否定するのではなく、いったんは、ユニークな意見として受け入れつつ、自分の意見をお伝えするということのようです。
(インストラクターの方の例え話から推察。)
私が国税にいた頃、
「お前の意見なんか誰も求めていないんだよ。」
などと普通に上司などから言われていましたが、たぶんこれが、aggressiveで、
「なるほど。そういった考え方もあるよね。」
といったん受け入れてから、議論を続ける方法がassertiveなのだと思います。
税理士というと、aggressiveなイメージが強いかもしれませんが(国税OBがたくさんいるので、そりゃそうですよね。)、中にはassertiveな方もいらっしゃいます。
自分一人で経験出来て、学べることってとても限られているので、assertiveなやり方の方が、より広く、柔軟に物事を理解し、学べるので良いのでないかと思っています。
年功序列の世界にいたので、自分の凝り固まった思考回路を変える必要があり、なかなか骨が折れることではありますが。
日々精進。