ザ・ノンフィクション
ザ・ノンフィクションというドキュメンタリー番組に数年前から、はまっています。
結構、あたりはずれがあるのですが、2023年4月30日(日)放送のザ・ノンフィクションが、あたり回でした。
(婚活の人の話のような、あたり回ではないです。あの人はすごかった。)
Z世代がスナックを継いだ
内容は、Z世代(現在20代の方)の方が、大学卒業と共に、東京の国立市にあるスナックを引き継いだというものです。
ザ・ノンフィクションで紹介されるお店というと、高齢の方が経営されていて、いつまでお店を続けられるかわからないといった、日本の高齢化を象徴したような話ばかりだったので、また、そういった暗い話なのかなと思いつつ見てみたのですが、暗いどころか、とても明るい、元気を与えてくれる話でした。
話し方などから感じ取れる
当然と言えば、当然ですが、このZ世代の方、引き継いだお店のリニューアルオープン前に、不安から泣いてしまっていました。
自己資金のほかに、クラウドファインディングや、銀行借り入れ、市の助成で、なんとか開業に漕ぎつけたものの、改装費用などにかかった、キャッシュアウトが想定以上だったようで、それが不安の塊となってしまっているようでした。
キャッシュアウトの状況下での、不安な気持ちはとてもよくわかるのですが、この時の印象は、
「経営者としてやっていけるのかな?大丈夫かな?」
でした。
引き継いだお店ですので、初めからある程度お客さんが付いた状態からスタートしているとはいえ、店内改装をして、雰囲気をがらりと変えたこともあり、中には、それがあまり受け入れられない常連さんもいらっしゃるようでした。
具体的な場面は放送されていませんでしたが、いろいろと、心にグサりと刺さるような辛辣な発言をされた方もいらっしゃったようです。
(お酒が入っている場ですので、ある程度はしょうがないとはいえ、大変そうでした。)
ところがどっこい、この方、まさにZ世代といった感じでして、上手な表現が見つからないのですが、とてもしっかりされていました。
お客様の分析をちゃんとしていて、その分析結果と、自分の目指しているものとの違いを明確にし、経営コンサルタントの方に、相談をされていました。
話し方や物事の進め方などを見ていて思い出したのが、税務調査でお会いした女性経営者の方々です。
堅実な経営をされていた女性経営者の方々と、同じ話し方、物の考え方、そして何よりも、同じ目をしていました。
先代のママが、この方を見て、この人にならお店を任せられると思ったというのも納得です。
不安を吹き飛ばす言葉
それでも、やはり、不安は尽きないようで、先代のママに相談をいろいろとされていました。
雇われの時と、経営者としてだと、まったく違うといったことや、自分が今考えていることを必死に話されていたのが印象的でした。
その時の、先代のママの発言が
「あなたならできる。」
です。
先代のママはこのお店をかなり長い期間運営されてきた方で、実績を伴った方からのこの発言は、かなり強力なパワーを与えてくれたのではないかと思います。
「あなたならできる。」
良い言葉ですね。
この回の最後に、開業から1年経った状況を放送していたのですが、順調に進んでいるようです。
期待値高めです。
いい意味で期待を外してくれた、ザ・ノンフィクションさんに感謝です。
元気出ました。
日々精進。