なぜか1円ズレる問題
法人税の一括償却資産の別表を作成していまして、会社計上の減価償却費(決算調整方式)と、私が使用している税務申告ソフト(減価償却の達人)での計算結果が1円ズレる問題が生じました。
3年で均等に償却するだけですので、電卓で÷3で計算をすると会社計上額と一致するのですが、達人ソフトの方は自動入力でして、なぜだろうかと解明を試みました。
■条文を確認したところ除して乗ずる
いろいろと検証をしまして、結局は条文を確認するしかないとなり、根拠序文である法人税法施行令133の2①を確認しましたところ、
「当該一括償却資産につき当該事業年度以後の各事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入する金額は、その内国法人が当該一括償却資産の全部又は一部につき損金経理をした金額のうち、当該一括償却資産に係る一括償却対象額を36で除しこれに当該事業年度の月数を乗じて計算した金額に達するまでの金額とする。」
(括弧書きは省略しています。)
とありまして、除して乗ずる計算方法でした。
どうやらこれが原因で割った段階で数字がはしり、1円の差が生じてしまうようでした。
(数字がはしるって表現は方言なんですかね、もしくは間違った表現?ネットで調べたところ存在しない表現のようでした。意味は割り切れないという意味です。)
端数処理の設定を調整をしてもFIXしない
理由ははっきりしたのですが、システム的に何か解決できるはずだと、端数処理の調整(切り捨て、切り上げ、四捨五入の設定や、端数処理の自動調整の有無)をいろいろといじったのですが、結局解決できずでした。
取得時から3年が経てば差は解消されますし、金額的に誰も気にしないので実務的な問題はなさそうなのですが、これ、めちゃくちゃ気持ち悪いですね。
ネットに情報があるだろうと思いきや、実務的な解決策を解説している情報が意外にもなく、びっくりしました。
変なとこにこだわりすぎなのかもしれないですね。
日々精進。
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