退職給付会計
お仕事で決算支援を行っています。
お客様の方で、税法ベースの決算(税前まで)を行っていただき、その後の引当金関係など会社法決算への対応を行うという業務です。
その対応の一つとして退職給付引当金の計上がありまして、まだこの先の士業としての人生は長いんだなぁと思ったので少し書いてみます。
18歳から働き始めたとすると
退職給付会計は、小規模な企業については簡便法が認められています。
簡便法について、ざっくりと説明をすると、期末時点で従業員が自己都合で全員辞めたら、いくら退職金を支払う必要があるのかを試算して、その金額を引き当てます。
従業員ごとに、退職金規程の計算式に当てはめて計算をするのですが、計算チェックをしていて、高校卒業後(18歳)から働き始めたとして、定年退職が65歳だとすると、47年間も働く計算になるということに気づかされました。
私は東京国税局に18歳で入局しているので、まさにそのケースなのですが、18歳のときに、その後、この職場に47年間もいるなんてまったく考えていなかったので、今になって考えてみると、大きな決断をしたもんだなぁと思います。
20年かぁ
で、18歳でこの業界に入って、現在20年目になります。
私が就職した年に生まれた子供が、昔で言うと成人しているんですよね。
自分でもびっくりしています。
20年間もやっていると、随分長いことやっていたんだなぁなんて考えていたりもしていたのですが、さきほどの、47年間を考えてみると、まだ、折り返し地点にすら到達していないことに気づきまして、驚愕しております。
あと4年やって、やっと折り返し地点を超えるということですよね。
ちなみに、税理士や会計士には定年退職という制度はないため、働こうと思えば、死ぬまで働き続けることができるわけです。
その年まで元気にやっていられるかを措いて、80歳でも仕事を続けていたとすると、80歳-18歳で=62年間もこの業界に身を置き続けることができるという計算になります。
長いですね。
80歳になった時に、何を思うのでしょうか。
あっという間だったなぁと思うのか、もっともっと続けたいと思うのか、それとも、とっくの昔に廃業しているのか。
税理士会の支部の集まりに出ると、私なんかよりもずっと年上の先生方が、若者扱いされていたりするのですが、その意味が少しわかったような気がします。
まだまだ、先は長そうなので、ゆっくり頑張ります。
日々精進。