英語学習
英語力向上のために毎朝英会話のレッスンを受講しています。
英語の記事を使って、それについてディスカッションをしているのですが、本日の記事のネタが、THE BAMBOO CEILING(竹の天井)でした。
私が普段使っている英和辞典には、この言葉は掲載されていませんでした。
THE BAMBOO CEILING(竹の天井)
THE BAMBOO CEILING(竹の天井)とは、人種などに対するバイアスで、東アジア人(日本など)が米国の地域で、エグゼクティブといった組織の重要なポジションにつきにくいことを言うそうです。
ちゃんと、論文もありまして、その論文を発表した方がそのような事象を、THE BAMBOO CEILINGと名付けたようです。
経験がないのでいまいちピンとこない
レッスンのインストラクターの先生方はフィリピン人なのですが、フィリピンでは、英語力を生かして、母国以外の国(米国、ヨーロッパ、ドバイ(アラブ)、中国、シンガポール)で働くことが多いようです。
なので、本日のインストラクターの方も、リアルにこの事象の経験をされたようで、とても熱っぽく語ってくれたのですが、村上は、外国で働いたことがないので、いまいちピンときませんでした。
日本国内でもある
でも、まぁ、何と言いますか、仮に私がネイティブばりの英語を駆使出来たとしても、米国で出世するかというと、
「それはないだろうなぁ~」
というのは確かに想像できます。
日本人って、米国に対するあこがれみたいなものを無意識のうちに持っていると思っておりまして、その裏返しが向こうでもあるのではないかと思っているということです。
あと、これって、別に米国に限った話ではないと思っておりまして、日本でも、他のアジアの国から来た方に対して、同じ目線で接しているかというと、必ずしもそんなことはないと思います。
といったことを、かのインストラクターの方に話してみたところ、人種以外にも、性別や年齢、出身地など、ほかにもいろいろとあるよねという話なりました。
確かに。
どうにかできるのか問題
インストラクターの方から、
「この事象って、どうにかして解消できると思いますか?」
という質問を受けたのですが、
私の回答は、
「不可能だと思う。」
でした。
時間をかけて、長く付き合っていけば、その人となりがよくわかってきて、そのようなバイアスはなくなっていく(ただし、その人に対してのみ。ステレオタイプではなくなるという意味ではないです。)と思うのですが、ビジネスでお会いする人って、そんなに長くかかわることはあまりないですし、人の第一印象は、会ってからの数秒で決まると言います。
数秒で判断できることって、見た目がほとんどではないかと思っています。
よってもって、まぁ、受け入れるしかないのではないかと思っています。
リアルな経験を通じて、同じことを自分はしないように意識するくらいしか、解決策を思いつきません。
あとは、世代が変わっていくことで、各国に対する印象も変わっていくのではないかと思いますので、それで解消することもあるかもしれません。
ただし、これは、必ずしもポジティブな変更とは限らないので、根本的な解決ではないですね。
colonial mentality
インストラクターの方が「colonial mentality」という言葉を教えてくれました。
植民地にされていた国の方の、ものの考え方や文化が、支配していた国のそれらに影響されてしまうことを言うそうです。
フィリピンはそういった国(スペインやアメリカの植民地だった)なので、いろいろと思うところがあるそうです。
めっちゃ語り合えそうだったのですが、残念ながら、レッスン時間が過ぎてしまったのでお開きとなりました。
こういったことを学べるのも、英語学習の醍醐味なような気がします。
英語の勉強を継続していてよかったです。
日々精進。