毎朝の英会話レッスン
英語力向上のため、毎日、英会話のレッスンを受講しています。
インストラクターの先生はフィリピン人の方々で、女性の方が多い印象です。
何回もレッスンを重ねているとお互い気心が知れて来て、いろいろとお互いのことを話すようになるのですが、傾向として、フィリピンの優秀な大学を卒業後、米国やヨーロッパで働いていた、もしくは、本社が米国などの英語圏の国にあるものの、そこからコールセンター業務を受託しているフィリピンにある会社に勤めていた方が多いように感じます。
(コールセンターで働くことを、あまり良く考えていない方もいらっしゃるようです。看護学校出たのに、コールセンターなんて、、といった具合にです。この辺は、コミュニケーションを重ねていく中でわかってくるかなと思っています。)
女性が多い理由は、在宅で働けること、働く時間を自分で決められること(働きたくない時間はレッスンのスロットをオープンにしなければ良い。)などから、育児をしながら働きやすいということがあるようです。
どこの国も同じ
ということもあり、皆さん、育児に日々励んでおられるのですが、育児に関する悩みを聞く機会が増えてきました。
育児の悩みはどこの国も同じで、子供がシャイだと、もっと積極的になって欲しいと思い、積極的だと、もうちょっとおとなしくなって欲しいと思うなど、どのような状況にあったとしても、その反対の場面を想定して、いろいろと心配してしまうようです。
日本とは違い、誘拐などの犯罪が起きる国らしいので、女の子に対する守りの姿勢がしっかりしているように感じます。
あと、基本的には離婚が認められていないこと(多額の罰金のようなものを払う必要があり事実上無理らしいです。)、子供が出来たものの、男がどこかへ逃げてしまい、結果、シングルマザーとして子供を懸命に育てている女性が多いということもあるようで、自分の子供にそういった経験をさせたくないというママさんの防衛本能がより強く感じられます。
ヒアリングの精神
英会話のレッスンなので、こちらが喋ってなんぼなのですが、とはいえ、コミュニケーションですので、困っている様子がうかがえると、親身になって聞くようにしています。
いーじーごーいんぐで、なんとかなるさの精神で生きているので、話しやすいらしく、だんだんとインストラクターの先生たちの、心理カウンセラー化してきました。
話を聞く際に大切なものは、ヒアリングの精神です。
短い質問で、要点をついて、相手が、
「そう!そう!」
と思うようなことを、気を利かせて返してあげると、とても気持ちよく話してくれます。
自分が話すレッスンを受けていながら、何をやっとんじゃいと思われてしまうかもしれませんが、案外、この、短い質問で、要点をつく、というのが英語だと難しかったりするわけです。
あと、マシンガンのように喋っている方に、ベストタイミングで話を挟むという行為も、結構難しいわけです。
英語でですので。
その方の人生が変わると嬉しい
こんなことを細々としていると、結構嬉しいこともたまにあるわけでして、とあるインストラクターの方、フィリピンで弁護士さんになられました。
もちろん、彼女の努力の賜物であることに違いはありませんが、毎朝顔を合わせて、村上が士業として生きていることを聞いて、かなりインスパイアされたと、お話しいただきました。
彼女が、先に書いた、子供が出来た途端に男が逃げてしまい、シングルマザーとして頑張っている方の一人だったのですが、もともと素養は良いので(たしかいい大学を出ていた)、変わる(変える)決意をして、見事に成し遂げたわけです。
素直に嬉しいです。
(英会話学校のインストラクターの仕事を辞めてしまったので、もうレッスンを受けることはできませんので、それは寂しいですが。)
ちなみに、彼女たちが、村上から学んだ、好きな日本語は、これだそうです。
「しょうがない。」(「It can’t be helped.」)
(私、基本、何事も、あきらめるようにしています。)
日々精進。