知り合いの税理士との飲み会
先日、知り合いの税理士さんと飲んだのですが、その際に、どういうきっかけだったか忘れてしまいましたが、国税OBの税理士さんの話になりました。
国税OBというと、税務調査で出張ってくるイメージが強いかと思いますが、実際に税務調査関係で、ご相談を受けることが多いように感じています。
(国税OB=税務調査に強そうという発想の展開からですね。あっているような間違っているような。)
国税OBは怒鳴っているだけ
その会話の中で、知り合いの税理士さんが、
「国税OBの税理士さんに、税務調査で助っ人に来てもらったことがあったが、怒鳴っているだけで、まったく役に立たなかった。。」
と言っていました。
なんか、具体的な場面が想像できてしまいました。
(ごめんなさいという気持ちでいっぱいになりました。)
理由ははっきりとは、わからないのですが、上下関係が厳しい職場なので、退官後もその上下関係の意識が抜けず(国税OBからしたら、みな後輩)、つい感情的になってしまうということなのかなと勝手に思っています。
あと、税務調査の進め方を知っているので(実際にやっていた側であるわけでして)、調査の進め方が下手だったり、もっとちゃんと調べましょうよと感じたら、それはそれでカチンと来てしまうこともあるのかもしれません。
紳士な対応をされている方も、もちろんいらっしゃいます
もちろん、国税OBの税理士さんでも、紳士な対応をされている方もいらっしゃいますが、そういった方は、国税局の部長など、ある程度の役職につかれた後に退官された方が多く、クライアントの規模もそれなりということもあり、そもそも怒鳴るような場面にはいないということも傾向としてあるように思います。
(だいたい、初日のご挨拶に出てこられて、それ以降は、大きな問題が生じない限りはお会いすることはなかったように思います。)
もちろん、統括官など第一線でご活躍された後に退官され、税理士になられた方で、紳士な方もいらっしゃいます。
恥ずかしいような、悲しいような
せっかく頼りにしてもらえたのに、怒鳴っていただけ、と思われてしまうのは、恥ずかしいような、悲しいような、複雑な気持ちです。
国税OBでも、税法に詳しかったり(担当していた税目についてのみです。)もしますので、税務調査の場面以外でも活躍の場があると思っているのですが、怒鳴っているだけという印象を持たれてしまっていることに、少し残念に感じました。
ちゃんとした紳士な対応で、信頼を築いていかねばですね。
日々精進。