情熱大陸
2023年8月6日放送の情熱大陸が、絵本作家の鈴木のりたけ氏を取材したものでした。
子供が出来て、彼らが成長していくのを見ていて感じたのですが、絵本の力ってすごいなと思っています。
文字数は少ないけれど、一つ一つのページに描かれた絵で、いろいろなことが表現されており、自身の経験に照らして、クスっと笑える内容だったり、思わず泣いてしまうような内容だったりするからです。
絵本作家さんの表現力もさることながら、その観察力に驚嘆します。
普段の何気ない出来事を拾って、それをネタにして、きれいに描くわけですので。
(アンテナの高さですかね。おぉっ!!と気づけるためには、常にアンテナを高くしておく必要があるわけで。)
仕事を楽しんでいた
鈴木のりたけ氏を見ていて感じたのが、仕事を楽しんでいるということです。
もともと勤め人だったそうなのですが、居心地の悪さから、職を転々とし、絵本作家という仕事に行きついたそうです。
天職だからなのか、遊び心を持って、絵を描いていらっしゃいました。
見ているこちらも楽しい気分になるような雰囲気でです。
なんでも楽しいに変える
創作活動においては、いったん作成したアイデアを基に、出版社の方と打ち合わせをして、方向性を決めていくようでした。
出版社の方から、なかなか難しい提案が来たようで、その提案に応えるべく、絵を描いていらっしゃったのですが、初めはつらそうな感じだったのが、最終的には、忍者を描いたりして楽しんでおられました。
これも才能なのかなと思う訳です。
なんでも、楽しいに持っていくということが自然と出来るところがです。
心から楽しんでした仕事に勝る仕事ってないと思っています。
そして、その楽しんでした仕事の成果物に、その人の色が滲み出るように思うわけです。
鈴木のりたけ氏は、私よりも10歳ほど年上だったのですが、楽しいという気持ちをキープし続けられていることをすごいなと思います。
(歳を追うごとに、物事に対して、楽しいという気持ちを持つことが難しくなってきたように思うからです。)
絵本作家という職業
何かの書籍で見たと記憶しているのですが、絵本作家という職業は、あまり儲からないそうです。
アンパンマンのやなせたかし氏をイメージすると、
「ミュージアム作れちゃうのね。」
なんて考えてしまいますが、ほんの一握りの方の偉業でしかないわけです。
一人の大人として食っていかないといけないわけで、その観点からすると、絵本作家という職業を目指そうとするのはなかなか難しそうに思う訳でして、でも、このお仕事って、先に書いたとおり、とても大切なお仕事だと思うわけです。
絵本の読み聞かせなんかをしていると、絵本が与える子供への影響って計り知れないと思いますし、創作活動はもちろん人間にしかできないわけで、今後、もっともっと大切な仕事になっていくように思うんですよね。
なかなか実現するのは難しいのかもしれないですが、こういった職業にもっと、たくさんの光が当たるようになるといいですね。
そうすれば、みんながもっと楽しく幸せに過ごせるんじゃないかと思います。
日々精進。