税法のリサーチ
現在、税法のリサーチをしています。
条文一つ一つに歴史があり、意味があり、条文の字面だけでは見えてはこない情報があるので、それを調べています。
昭和40年の全文改正
条文の歴史を調べるときは、コンメンタールを使って、沿革を把握することから始めています。
大きな改正が入ったときの情報をリサーチすると、より正確に条文の意味を理解できるためです。
今回も同様のことをしたのですが、なんとびっくり、昭和40年の税法の全文改正まで遡ることになりました。
税理士会図書室でリサーチをしていたのですが、当時の資料も残っており、本当にすごいなと思います。
こういった施設のことをシンクタンクというのでしょうね。
当時現役だった方にとっては
情報があったとしても、当時の状況といいますか、議論の前提が書かれていないことがよくあります。
おそらくですが、当時現役だった方にとっては、当たりまえのことなので、あえて触れる必要がないからではないかと思っています。
なので、当時、生まれてすらいなかった私がすべきことは、その時期の周辺資料を調べて、当時の状況を知ることです。
とはいえ、やはり書物で調べられることには限界があります。
いろいろと想像を働かせながらリサーチを行うのですが、リサーチって歴史の探求に似ているなと思いました。
断片的な情報から、推論をたて、それが正しいのかの検証をその断片的な情報から行う、という流れがです。
(歴史の探求をしたことがあるわけではありませんが。そんなイメージを持っています。)
ドラえもんのタイムマシンに乗って、当時へタイムスリップできれば、一瞬で解決できてしまうことなのかもしれないですが、現代にはそのような便利な道具はありませんので、致し方なしです。
日々精進。