租税研究2026・3・917号
租税研究の2026・3・917号に「税務行政の現状と課題」の講演録が登載されていました。
その資料に「20年前(平成16事務年度)と現在の職員構成」というスライドがあり、平成16事務年度の税務署の一般部門の編成は、統括官と上席の合計4人で調査官や事務官の合計2人を指導していたところ、現在は、統括官や上席の合計2人で調査官や事務官の合計4人を指導している状況にあることが説明されていました。
(実際にその人数でという意味ではなく比率としてという意味と思われます)
そして年代別職員構成のグラフがあったのですが、定年延長や再任用で60代の職員が増え、働き盛りの40代と30代の職員数が少ないことから、かなりいびつな形となっておりました。
懐かしのひよこ部門
平成16事務年度というと、村上が国税局に採用された年orその翌年に署に配属された年で、当時の雰囲気を覚えています。
ひよこ部門があり、当時から経験の浅い職員の指導について試行錯誤をしていたようですが、まさかの指導する側が不足する問題が生じるとは。
20歳の頃から調査部門にいたのですが、当時は直上が30代の調査官で、上席2人に統括官でしたので、ばっちりな指導体制だったのだと、今になって思います。
(実際かなり面倒をみてもらいました。いろいろとご迷惑をおかけしました。)
ひよこ部門の上席さんが現状のスタイルに近い状況で、1人で複数人の新人調査官を指導していて、めっちゃしんどそうだったのを覚えています。
(そして、指導される側も悪態をつくという悪循環。)
現状は、ひよこ部門が署の調査部門全体みたいな状況になってしまっているのでしょうか。
採用人数絞ってましたもんね
私が国税局の採用試験を受験した年(2003年)の採用人数が、記憶ベースですが福岡局が30人で、東京局が100人でした。
(30人の枠に入れるとはとても思えなかったので、より合格可能性が高い東京局を受験しました)
2025年度の最終合格者数を調べてみたところ関東甲信越(こちらには関東信越国税局の合格者数も含まれています)で461人で、九州(熊本局も含まれています)で201人でしたので、当時と比較すると数倍になっているようです。
そら、人員構成が歪みますわなと。
公務員になった方のほとんどが定年まで勤め上げることを考えると、次の波は、現在の若手が40代になった時に上がダブついて、次の役職に行けない(ステイ)問題となるのでしょうか。
監査法人の場合は、もともと離職率が高い(ほとんどの人が転職していく)ですし、過去にはリストラもあったので、いびつな形になってしまってもある程度の補正はできているのだと思われますが、リストラもなく、離職もほとんどない職場の場合はハンドリングが難しいのだろうと思われます。
景気の状況などを丸っと無視して、一定数の採用を継続すれば景気の波が平準化されて、結果、人員構成が望ましい形になるのでは?などと素人考えをいつもしてしまうのですが、実際はそんな簡単な話ではないのだろうと思います。きっと。
離脱した人間が言うことではないことは理解しておりますが、
若手のみなさん、頑張ってください!!
日々精進。
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