書き物
税経通信という月刊誌で連載を書かせていただいております。
法人税に関することをいろいろとリサーチし、それに自分の経験を加えた内容を書いています。
連載開始からあっという間に1年が経過しました。
暇になると提案を考え出す
夏頃から秋にかけて税理士業務は閑散期を迎えます。
のんびりと過ごしているのですが、ふとした瞬間に、
このままではいかんのではなかろうか?
と考えだし、
さてはて何かできることはないだろうか?
と考え、最終的に、ほかにも書き物ができないか(提案できることはないか)を考え出します。
時間に余裕ができる→仕事で埋めようと考えだす→自分で繁忙をコントロールできる書き物がいいだろうと考える→ほかに何が書けるだろうか?と考え始める、ということです。
思考がストップするとイラっとする
なぁんてことを考えていると、スポットの執筆のご依頼をいただいたり、通常業務が途端にあわただしくなってきます。
そうすると、あれだけ追加の書き物について考えていたにもかかわらず、もうお腹いっぱいとなってしまいます。
(キャパがあまり大きくないので、すぐにキャパオーバーに差し掛かります。)
そして何が起きるかというと、思考がストップして書き物がまったく進まなくなります。
前回の連載も含めると2年以上書き続けているのですが、書き物に対する耐性の変動にはいまだに慣れません。
現在の連載は調べたことを書くことがメインですので、如何に重要なポイントを簡潔に書くかにつきるのですが(厳密には正確ではないが、大きく外し過ぎない程度の書きぶりを目指しつつ)、なぞにかっこつけた書き方をし出したりするんですよね。
そして満足し、また繰り返し
ここ数週間こんな感じでうめいておりまして、やっと、ゴールが見えてきたので、少しほっとすることができました。
そして、原稿を期日に提出し、数日後にゲラとなり、また、うめき、ファイナルバージョンを提出し、その一か月後(すでに何を書いたかを忘れた頃)に見本誌が届き、満足し、それと同時に次の回の書き物がスタートすることで、また苦悩するというサイクルを繰り返しています。
書き物のお仕事がなくなってしまったら、きっと、寂しくなってしまうのだと思うのですが、続けていたらいたで、いろいろと悩ましい。
人間って本当にわがままな生き物ですね。
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)