もう一年前
2024年7月10日に本を出版しておりまして、あっという間に一年が経ちました。
税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本 – 株式会社 税務経理協会
重版に至ることができ、ほっとしたところ、その後は、しずか~に本の市場に影を潜めていたのですが、大型の本屋さんに行くと、未だに平積みしてくださっているので、ありがたいな、と感じておりました。
3月くらいに謎の波が来た
3月くらいだっと思います。謎の波が来ました。
正確な数値はわかりませんが、本が動いている感じだったんですよね。
税大の研修生が買ってくれたかなぁ、などと、なぞの推測をしていたのですが、いったん影を潜めても、何かしらのきっかけでまた動き出すものなんだなと驚いていました。
(その理由を窺い知ることできないので、それがまた面白くもあります。)
異動前の税務調査の連絡からか
今回、もう一波きまして、どうやら、異動前の税務調査の予約の連絡が始まったからのようです。
なるほど、
税務調査が活発になる→税務調査という検索ワードが増える→本がひっかかる頻度が増える→ご購入いただける
という流れなのですね。
考えてみると、たとえば、年末調整に関することを調べるのは、年末調整の時期くらいですし、所得税の確定申告も同じですね。
税務調査関連の本は、季節商品だったのですね。
AI選定の話などがあるなかですみません
本の中でも言及したのですが、私が税務調査を担当していたのは、10年以上前の話で、
今はそんなことしとりませんぜ、
みたいな内容もあるんだろうなぁ、と思いつつ書いていました。
そして、本の出版後に、AI選定やら、KSK2やら、なんやらかんやらと、税務調査関係で、変化がありまして、そういった内容を期待されて購入された方が、もしもいらっしゃったら、ごめんなさいと思う訳です。
あの本を書くときに決めたことは、
税務調査に関する情報を単に書くのではなく、考えるきっかけになる情報を出来る限り書く
でしたので、私の世代(前後含む)が退官して、国税組織からいなくなる頃(税務職員の価値観が大きく変化する頃)までは、なんとか、読者に意味を与え続けることができるのではなかろうかと考えています。
外部要因で定期的に思い出してもらえる本であることは、大変嬉しいことではあるのですが、書いた内容に対する責任を考えると、いろいろと大変だなぁと思い、経験にも、勉強にもなりました。
お買い上げ、誠にありがとうございます。
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)