確定申告会場での無料相談
確定申告シーズンに税理士会主催の無料相談が行われています。
先日、確定申告会場の無料相談に従事してきました。
住宅借入金控除の苦い経験から
今年で3回目でして、だいぶ慣れてきたのですが、初年度は、いったい何をすればよいのかわからずに四苦八苦したのを覚えています。
特に、住宅借入金控除関係の相談がとても多く、あまり準備をせずに従事してしまったため、都度都度調べつつ対応するという苦い経験をしました。
この経験から、無料相談に従事する前日に、質問されそうな制度を簡単にではありますが、勉強するようにしています。
勉強したことは聞かれない
去年はこれを聞かれたから、今年も同じだろうなぁと思うと、不思議と大きくはずします。
毎年毎年聞かれることが変わるんですよね。
今年は、副業関連とインボイスと定額減税関連の質問が多く、住宅借入金控除については、一回も相談を受けませんでした。
勉強しなくてもよかったかなと少し後悔したのですが、このタイミングでしか所得税を勉強しないので、いい機会になったと、前向きに考えるようにしています。
前さばきが大切
今年の新しい発見事項は、無料相談の従事内容は、確定申告会場の前さばきをされている税務職員さんのやり方に影響を受けるということです。
おそらく、私が初年度に経験した住借オンパレードは、そのときの署の方針か、前さばきされている職員さんの考え方(住借だろうがなんだろうが、手が空いている人がいれば手伝ってもらうスタンス)だったのではないかと思われます(単なる推測で根拠はありません)。
二回目は、丁寧な前さばきをされていたので、書類の整理だけの方か、数値の集計は完了しているので転記のお手伝い、もしくは相談がある方が相談ブースにいらっしゃっていました。
今年はというと、結構テキトーな方だったようで、申告の準備が完了していて、e-taxでの申告書の提出のために来たのに、無料相談に案内されてしまった方などが複数いらっしゃいました。
前さばきの様子を眺めてみたところ、納税者の方の話をほぼ聞かずに、ハイこっち、あっちと、案内されていたんですよね。
そりゃこうなるわと。
納税者の方も、ちゃんと言ったんですけど、聞いてもらえなくて、、、と、困った様子でしたので、一緒に会場を歩いて、申告書の提出エリアを探しました。
(たぶん、あっちのほうで、スマホ申告やっていますね~。といった感じ。)
ということで、今年の無料相談への従事による収穫は、
前さばきが大切
ということです。
来年はどんなネタが相談事項になるんでしょうかね(基礎控除?)。
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)