20年使っていた
先日、愛用していた腕時計が壊れてしまいました。
日付を調整するネジが壊れるなど、少し前からその予兆はあったのですが、腕時計のベルトの部分がいきなり、ボロりと壊れました。
似たようなベルトを代用することも考えたのですが、
「いい加減、新しい物を買いなさい」
というメッセージなように感じ、新しい物を買うことにしました。
人生初めてのボーナス(19歳)で購入したので、約20年間愛用していたようです。
そのものの価値ではなく、愛用したことによる価値
ふと、物の価値って、物の物質的価値以外にも、長年愛用したことによる価値もあるんだなぁと感じました。
もしも、目の前に数百万円する時計と、ベルトを修復した愛用していた時計(確か7万円くらい)を並べられて、どちらでも好きな方を選んでよいと言われたとしたら、間違いなく、愛用していた時計を選びます。
これを踏まえると、これまで使用していた時計以上に愛着がわく時計を持つまでに、20年かかるのかぁ、なんて思ってしまい、実現可能な年数ではありますが、先が長い話だなぁ、、と思ったわけです。
高すぎず、かといって安すぎず
雑誌やネットでざっとリサーチをして時計を買いに行きました。
19歳の頃はとても手を出せなかった時計であっても、ちょっと無理をすれば買えるなと感じられたあたりに、少しだけ経済的な成長を感じたわけですが、職業柄、お高い時計を付けていると、なんか嫌味な感じがしないだろうかと心配になり(高い時計をつけることで、ビジネスがうまくいっていることを示すという考えもあるとは思います。)、かといって、あまりにも安い物をつけていても、それはそれで印象がよくないわけです。
ということで、狙った価格帯は、中間のちょっと上。
中間ですと、デザインなどが普通過ぎてちょっとつまらないので、ちょっとだけ上です。
(念のため書いておきますが、数十万する時計は、私にとっては「中間」ではなく「上」のランクです。)
30年使えたらいいな
販売員の方に、予算や好みのデザイン、用途などを伝えて、お勧めしてもらった物の中から選んで買いました。
雑談の中で、20年間同じ時計を使い続けていたと話したところ、時計を愛用される方は30年使い続けられている方もいらっしゃるとのことでした。
(どのような時計をご使用になられているのかを聞いてみたところ、手巻き式で、定期的にオーバーホールをするような時計で、定期的なメンテナンスが入った結果、長持ちするとのことでした。もちろん、丁寧にお使いになられているということもあると思います。)
20年ですら、鼻高々だったのですが、まだまだだったようです。
30年目指します。
(頑張って目指すのではなく、気付いたら30年間使い続けていたという結果を目指します。)
日々精進。
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