都内で会議があったので
都内でクライアントとの会議などの用事があると、そのあとに、都内の大型書店に立ち寄るようにしています。
主に税務会計に関する棚をチェックしにいくわけですが、数週間に一度くらいの頻度で立ち寄っても、新刊が並んでいたりして、楽しみつつ、仕入れ(書籍の購入)をしています。
税賠訴訟をまとめた書籍
一際目についたのが、
『税務トラブルを起こさない事務所の掟』(窪澤朋子著(中央経済社))
という書籍です。
税賠事例の訴訟記録の閲覧などをされて、事案の内容の説明と解説、注意点などを書いてくださっています。
一つ一つを丁寧になのだとは思うものの
読んでいて、税理士業務を続けることにぞっとします。
一つ一つの業務を丁寧に行っていれば、防げたのだろうとは思われるものの、自分が絶対に同様のミスをしてしまわないかと言われると、、、、、となってしまいます。
まして、事務員さんを雇用するなどしたら、有資格者の方は、かなり慎重に仕事を進める必要があるように思います。
金額的に受け入れられるようであれば、心理的な負担の観点から、えいやっと、賠償金を払ってしまった方がよかったのではないかと思われる事案もあったのですが、おそらく、金額的な話ではないのだと思われます。
税理士保険の会社から送られてくる事例集も、読んでいて、なかなかおそろしいのですが、この本も、本当に勉強になりました(あらためて意識することが出来たことも含め)。
繰り返しになりますが、正直な感想は、税理士業ってこわいなぁ~、、、です。
でも、この感情をキープできることが事故を起こさないために大切だと思っており、これまでになかったアプローチでの、この書籍に感謝です。
倫理観
付録として、「税務トラブルを起こさない100の掟」が巻末にありました。
これが、おもしろい。
掟ごとに、ひと言が添えられており、該当するページに飛べるようになっています。
そして、そこで、倫理観について触れられていたんですよね。
激しく同意です。
キープするのは、なかなか難しいのですが、これが一番大事だと思っています。
経験年数を重ねるごとに、この大切さが身に染みてきているように思います。
勉強になりました。
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)