個人事業主は自ら磨かないといけない
Twitterか何かだったと思うのですが、とある士業の方が、勤め人の間は成長する機会を与えてもらえるし、研修などを通じて、知識を磨くことができるが、個人でやっていると、出来る範囲の提供業務だけで食っていけてしまうので、自ら磨かないといけないといった趣旨のことを投稿されていました。
普段、この手のポストはあまり意識しない(読んでも、右から左に抜けていく)のですが、ちょうど、仕事が一段落したところだったからか、妙に感化されてしまいました。
いっちょやってみっか
とはいえ、新しい税法に手を出す気力もなく、さてはて、何をやろうかと考えていたところ、ふと、英語の勉強(勉強自体は毎日しているのですが、より高いスコアを目指すといった明確な目標のある勉強)をしていなかったなと思い、いっちょやってみっかということで、さっそく、TOEICのリスニングとリーディングのテストを申し込んでみました。
丸腰で受験してみてもいいかなと思ったのですが、さすがにどんな問題が出題されるのかは把握しておきたいなと思いまして、本屋に行って、公式のテキスト(本番形式の問題集)を購入してきました。
なるほど、Yes/Noクエスチョンではないのですね
初学者向けのものを買っても、つまらないので、上級者向け(といっても800点以上を目指す人向け)のテキストをチョイスしてきました。
このテキストの良いところは、正答率が低かった問題の傾向と解説を、序盤でしてくれているところです。
他動詞か自動詞かで答えを探すみたいなアドバイスがあったのですが、スコアを上げるためには必要な知識かもしれないのですが、英語でコミュニケーションをとるにあたって、これを意識することはないので、こういったアドバイスは無視することに決めました。
(文脈で判断が付くことを目標としています。かなり時間がかかりそうですが。)
序盤の解説を読んでみたところ、大きな発見がありました。
英語のリスニングというと、問いかけに対して、明確な答えがあるものと思っていたのですが、そうではない問いもあるということです。
たとえば、
「テーブルを使いたいんだけど、倉庫にあるかな?」
という問いかけに対するレスポンスを選ぶ問題があったとして、
①来週そのテーブルを使う予定です
②そのドアを閉めていいですよ
③追加で紙を発注する予定です
という3つの選択肢があったとします。
問いかけをYES/NOクエスチョンだとすると、①~③のいずれも問いかけに対する答えになっていないわけです。
でも、会話をしている場面を想定すると、①がありえるわけですね。
明確にはテーブルが倉庫にあるとはいっていませんが、あるので、来週そのテーブルを使うと言っているわけです。
で、この含みを捉えられないと回答できないので、正答率が低くなるとのことでした。
CASECを受講していて、何度かあったような気がします。
全部聞き取れたのに、なぜか回答が浮かばないことがです。
おそらく、聴き取ったうえで、そういうことねという理解までいっていないということですね。
インストラクターの先生に出題してみたところ
この発見が嬉しかったので、毎朝の英会話のレッスンで、インストラクターの先生に、発見の報告と、例題として出題をしてみました。
当然、正解されたのですが、このセンテンスは、テーブルがあるかないかを聞いているので、英会話の講師としては、正解とされている返しは、正解と感じないし、適切な問いとも思えないとおっしゃっていました。
ただし、実際の会話では、確かにこういったこともあるので、答えを見つけることはできないといったこともないともおっしゃっていました。
おもしろがってもらえるかなと思っていたのですが、意外や意外、ネガティブな反応だったので少し驚きでした。
英語圏の会話のスタイルは知りませんが
この話し方、日本人の日本語の会話では、明確な回答を避ける目的で使われることもありそうですが、文章の作りとして、主語などを明確にする言語(と、私が勝手に理解している)の英語で、こういった言い回しって実際にするんですかね??
英語圏の日常を舞台にしたドラマなどを見れていれば、自然と理解できるようになるのでしょうか。
苦手とするところが見つかって嬉しい反面、なんかひっかけるための問題なようにも思えてきて、なんだかなぁという感じです。
まっ、それでも満点を取られる方がいるということは、それくらいは理解せいということですね。きっと。頑張ります。
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)