異動
税務署では、7月10日に、異動日といって、おおむね3年に一度くらいのペースで別の部署などに配置換えが行われます。
当日にいきなり言われても、住む場所のことなどの対応もあるため、内示といって、ある程度前に、異動するのか、異動する場合は異動先が伝えられます。
私が国税にいた頃は、7月に入ってからくらいだったと記憶しているのですが、遠方に転勤になる方などを考慮して、内示の時期が少し早まったようです。
辞めていく人がちらほら
この時期に、聞こえてくるのが、国税の職場を去ってしまう方の話です。
私は、監査法人の入社に合わせたため、2月末の退職だったのですが、定年退職などで、次の職場が決まっていない方、独立開業される方などの場合は、異動日まで勤めあげての退職が多かったように記憶しています。
今年も、お辞めになられる方の話がちらほらと舞い込んできました。
ただ単に、歳を重ねて、そういった環境になってきただけなのかもしれませんが、20代の若かりし頃にくらべると、その数がだんだんと増えてきたように思います。
見限ったのでしょうか
そういった話を聞いていて少し不安に思うのが、国税の職場を見限ったのではないかということです。
いつの時代も、上の世代が下の世代を不安視して、いろいろなことを言っているものなのだとは思うのですが、最近多方面から聞こえてくる声が、かなりネガティブなものになってきたように思います。
私のちょっと上の期別の採用人数が、極端に減らされていた時期でして、その時期に採用された方が現在、現場をまとめる立場にいるわけですが、圧倒的に人数が足りていないようなのです。
とうの昔に職場を去ったやつが、なにいってるんだと思われてしまいそうですが、ちょっと気になりますね。
みんな、大丈夫かなぁ~、、と。
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)