記帳業務
現在、記帳業務を少しだけしています。
基本的には人的キャパからお請けしていないのですが、状況に応じて、柔軟に対応をしています。
いろいろなことが気になる
日々、記帳業務をバリバリといった状況にはないのですが、月に数日間は記帳業務をやっています。
記帳業務をひさびさにやってみて気づいたのが、取引の一つ一つが気になってしまうということです。
税務調査のときの見方とも違います。
取引の背景とか、どんな取引内容なんだろうですとか、なんでこの場所で買ったんだろうですとか、はっきりいって、税務にも会計にも関係ないことも含めて、考えはじめてしまいます。
あと、とても気になるのが、請求書のフォーマットの作りやデザインです。
会社によっていろんな請求書があって、見ていて面白いんですよね。
振込先口座の記載位置を工夫されている請求書なんかを見つけると、おぉっ!!と一人ではしゃいでしまいます。
インボイスもなかなかやっかい
インボイスもなかなかやっかいなことに気づきました。
この制度の導入前は、極論、請求書に消費税の記載があるかないかで判断し処理していても、先方が間違っていない限りはこちらの税額計算に影響がなかったわけです。
(念のためですが海外絡みとかですと、消費税の判定はしていました。)
ところが、どっこい、インボイスになると、インボイスの番号書いてあるかなぁ~から気になりだし、形式的な記載事項が欠けていたりすると、あ~どうしようかなぁとなるわけです。
そして、インボイスの番号の記載がない場合には、
①登録はしているが記載漏れ
②登録をしていない
の2パターンが一応は想定され、取引先のウェブサイトを見に行ったりしては、課税事業者に該当しそうな取引先なのかな、なんて余計な詮索をはじめてしまうわけです。
もはや記帳業務ではないですね。
そんなこんなで
そんなこんなで、大した分量でもないのに、何日もかけて記帳業務をやっているわけです。
もしも、会計事務所に勤めていて、このペースでやっていたら、早く終わらせろと怒られるんだろうなぁ~なんて思ったりしながら。
なんとなく、記帳業務って、数字を入力して、摘要記載するだけでしょみたいな雰囲気があるように思っているのですが、ぜんぜんそんなことないですね。
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)