CPD
会計士登録をしていると、3年間で合計120単位以上(1年最低で40単位)の研修の受講が求められています。
リアルの研修に出席するもよし、自学ということで書籍などを読んでレポートを書くもよし、e-Learningで受講するもよしということで、時間を持てるこの時期を利用して、e-Learningを受講しています。
IPOの会計以外の論点の解説
今回受講したのが、IPOに関する会計以外の論点の解説です。
顧問税理士や弁護士が監査役になることはNG
会社が個人の私物化しているとNG
資産管理会社に対して上場申請会社の従業員が業務をしているとNG
(これも私物化の一つですかね)
といった風にいろいろなアドバイスを、実例を踏まえて学ぶことができました。
顧問の監査役就任については、地方ではあまりまだ浸透していないらしく、東証として上場審査にあたり、指摘をすると、結構な反発を食らうことがあるらしく、大変といったお話もありました。
いろいろと大変なんですね。
過去の知識でアドバイスしてはいけない
いろいろと知識のアップデートが出来たのですが、一番印象に残っているアドバイスが、
過去の知識でアドバイスをしてはいけない
というものです。
おそらく、監査法人にいてIPO支援(主として会計面)をしていた方が、独立後に、たまにIPO関連のお仕事をされている場面を想定されているのかなと感じました。
確かに、今は私はIPO関連のお仕事はまったくしていませんが、ふとした瞬間にクライアントから質問を受けた場合には、過去の知識でアドバイスしてしまうように思います。
悪意はなく、良かれと思ってであったとしても、誰も得をしないので、説明は控える。
もしくは、説明するのであれば、IPO支援をメインにされており、最近のトレンドも含めてアドバイスできる方に相談した方が良いと枕詞を置いたうえで、過去はこうだったくらいの方がいいのだと理解しました。
何事にもトレンドがあるのですね。
日々精進。