グループ通算申告書
グループ通算制度への移行後の申告書作成を経験しました。
といっても、国税ではなく、地方税のです。
(国税分は別の方が対応されており、通常の法人税の申告書を作成して、未払法人税を計算し、決算を締めることと、地方税の申告対応が村上のタスクです。)
グループ通算制度は国税の制度ですので、地方税にはそのような制度ありません。
なので、基本的には、通常の法人税の申告書を作成して、その結果から、計算した地方税の金額と変わりません。
基本的には。
頭ではそのように理解できていたとしても、絶対ではないかぎり、気持ちが悪く、グループ通算制度で計算した法人税の申告書から、地方税の申告書を作成してみました。
グループ通算制度の申告ソフトは持っていませんので、グループ通算制度の書籍を購入し、計算事例に実際に計算を入れるなどして計算の流れを理解した後、eL-taxで申告書をベタ打ちで作りました。
申告書の補正
そこまで、仕組みが複雑ではなかったので、案外すんなりと対応できたのですが、一つ困ったことが、eL-taxは提出先ごとに、一つ一つ申告書を作成する必要がある点です。
申告書ソフトを使えば、一つの申告先を修正すれば他も全部更新されるのですが、しょうがないので、一つ一つ直していきました。
全部で40件くらい直したのですが、やってみたわかったことが、繰り返しの力です。
回数をこなすごとに、数値間のリファレンスなどが、より明確にわかるようになってきたのです。
びっくりしたのですが、繰り返しって案外馬鹿にできない練習法なような気がしています。
税務署にいた頃に内部担当といって、提出された申告書の検算や数値のリファレンスを確認したのち、OCR処理して、数値の補正を行うという仕事をしていた時期があります。
当時は、同じ事の繰り返しだなぁ~と感じていたのですが、あのときの苦行があったので、法人税申告書の仕組みが理解できたんだなぁ~と、ふと気づきました。
古い人間なのかもしれないですが、やっぱり、繰り返しの鍛錬って重要ですね。
日々精進。