ザ・ノンフィクション
日曜日の午後2時から放送されているザ・ノンフィクションという番組が好きで見ています。
回によって、当たり外れが大きいものの、いろいろと考えさせられます。
昔ながらのスタイル
今回見た回が、フランス菓子の職人さんのお話でした。
昔はそこらじゅうにあったであろう、
背中を見て、技術を盗め
といったタイプの教え方をしておられ、それに必死に食らいついている若手の菓子職人さんたちの姿がとても素敵でした。
叱っている場面だけを見ると、
お~、厳しいなぁ。
(なんだか懐かしくもある)
なんて、感じるのですが、カメラに向けて話している内容をみるに、思いやりがあるからこそ、そのようにしておられるようでした。
叱るのってエネルギー使いますしね。
繁忙期前に辞めてしまう
うまくいっているように見えたんですよね。
順調にお弟子さんたちが育っていって、長く勤めてくれているのかなと。
もともと厳しいことで有名な方とのことだったので、入ってくる時点で、それを覚悟しているからなのかなと思っていました。
なので、みんな辞めないのかなと。
ところがどっこい、違いました。
クリスマスの繁忙期前に、突如辞めてしまった方がおられ、それについて、
「辞めてしまうこと自体はしょうがないが、この時期に、、、、」
といったことをおっしゃっていたのが非常に印象的でした。
他のお菓子屋さんでも同じことが起きているともおっしゃっていました。
もう、過去とは働くことの前提がまったく変わってしまったのだろうなと感じています。
以前、税理士事務所を運営されている方から、繁忙期前に従業員が辞めてしまったというお話をお聞きしたことがあるので、どの業界でも起きていることのようです。
雇用するということ
そもそも雇用をするという経験自体がありませんが、誰かを雇用するにあたっては、長く勤めてくれるであろうという前提を、取っ払う必要があるんだろうなぁと思う訳です。
私自身、2回転職している身ですので、迷惑をかけた側であるわけですが、いろいろと考えさせられました。
日々精進。