当たり前だけれども、普段意識しない
物の本だったと思うのですが、英語の文章を読んで理解しようとすると、日本語の文章に比べると、読解力が2~3割下がるといったことが書かれていたのを覚えています。
単に知らない単語が出てきたりするので、それを調べつつ読んでいると、勘違いなどが生じてしまうということなのかなと思っていたのですが、どうやら違いそうです。
最低でも3回程度読んで、何を聞きたいのかを真剣に考えてみる必要がある
非常に情けない話なのですが、海外のお客様と英語を使ってメールでやりとりをさせていただくと、よく、「何が聞きたいんだろう?」という状況に陥ります。
メールに何が書いてあるのかはもちろん読めるのですが(たまに辞書を使いつつ)、何が書いてあるのかを読むことと、理解するのは違うことのようです。
ご質問(更問)を頂くということは、これまでの私の回答を踏まえて疑問に思った点や、日本の税法のどこかしらのストンと来ていない点があるのだと思っています。
質問の内容などから、その方がどこにひっかかっているのかを探るわけですが、日本語だと出来ているのに、英語だと、とても難しく感じています。
なので、簡単な質問などの場合は、さっと返信を差し上げたいと思っているのですが、あえて、それをしないようにしています。
何故かというと、最低でも3回は読んでみて、
「何が聞きたいのだろうか?」
「自分の回答はその疑問点を解消できる内容となっているだろうか?」
と真剣に考えてみる必要があるからです。
自分でも恐ろしいなと思いますが、結構な頻度で、論点ズレを起こしています。
(考える過程で気づくので、修正しています。)
氷山の一角
英語力について書かれた本で、文法や単語を知っていることは、英語力を一つの氷山としてとらえると、水上に出てきている一角をカバーできているに過ぎないということが書かれていたのを覚えています。
そのほかはどのようなことかというと、文化や宗教、その国の価値観など、その国にいることでしか、得ることのできないこと(頑張れば多少は本でも得られるのかもしれません)ばかりでした。
読解力の件も、これが原因なのかなと思っています。
いくら、文法や単語を知っていても、それ以外のもっとたくさんの部分を占める知識や経験を持っていないと、本当の意味でのコミュニケーションは取れないということなのかなということです。
こりゃ大変だ。と思っているわけです。
どこまで、対応できるのやら。
日々精進。