インターネットの公告
普段、英語を勉強している時は、インターネット上の英語辞書を使っています。
無料の辞書ですので、周りに広告がたくさんあるのですが、その広告があまりにもおもしろかったので、少し書いてみようと思います。
英語の文字がプリントされた服
その広告は大人向けの服の広告でして、一見、スタイリッシュな服に見えるのですが、胸のあたりにプリントされている文字が、すごくおもしろい文章でした。
“I DON’T KNOW HOW TO ACT MY AGE. I’VE NEVER BEEN THIS OLD BEFORE.”
と書かれていました。
どのように振る舞えばいいのかなんて、誰にもわからないですし、まして、その理由が、
「この年齢、初めてだから~」
です。
このメッセージの意図はなんなんでしょうか。
(ネットで検索をしてみたところ、どうやら、ギフト用のようです。)
https://www.amazon.co.uk/Dont-Know-How-Act-Age/dp/B0BNNYPLSR?customId=B07536XX75&customizationToken=MC_Assembly_1%23B07536XX75&th=1
子供服にプリントされている英語の文章も読んでみたりしますが、
「今日は今までで最高の日」
みたいな、ディズニーのプリンセスが言っていそうな言葉が書いてあるくらいで、ここまでふざけた文章はあまりないように思います。
(稀に、「女の子の服にそれを書くか?」というようなものもあるようですが。)
この記事を書いていてもウケてしまいます。
これ、誰か有名な方の発言だったりするのでしょうか。
そうであれば、その有名な方をリスペクトする方にとっては、とても魅力的な服ですが、それを知らない方が見たときに、どう思うかというと、やはり、ウケてしまうのではないかと思います。
(ネイティブにどう思うか聞いてみたところ、「ギャグだよ」と言っていましたので、有名な方の発言ではないようです。「いいジョークだね」といいながら笑っていたので、この服を着ていても、悪い印象を持たれることはなさそうです。ただし、「着ている日本人がこの文章の意味を理解しているとは思わない」とも言っていましたので、そのリスクを承知の上でご着用ください。)
税務調査に関する書籍
税務調査に関する書籍を、
「世の中にはどういった税務調査に関する情報があるだろう?」
という、半ば興味本位で読んでいるのですが、たまに、
「著者の意図はなんなんだろう?」
と思わされることが書いてあったりします。
たとえば、
「概況聴取では調査官の目を見て話しましょう」
です。
これって、映画のマルサの女を見ていただくとわかるのですが、人は何か隠しごとがあると、無意識にちらりとその隠し場所の方を見るらしく、それを査察官は見逃さず、ブツの隠し場所を探し当てるというシーンがあります。
それを意識してのアドバイスだと思われるのですが、これって、ブツを隠すような人を意識してのアドバイスなのでしょうか。
調査官をしていた時に、いろいろな性格の経営者の方と接してきましたが、その中にはシャイな性格の方なので、目を見て話してくれない方もいらっしゃいましたが、一つ一つの言葉を選んで話されている雰囲気などから、その方の真面目な性格が感じ取れたので、まったく悪い印象を受けませんでした。
「何か都合が悪いことがあると人間は目を見て話せない」
という情報を昔聞いたことがありますが、しばらくすると、その情報が広まったからか、
「人間は普通はじっと人の目を見て話すことはできない。目を見て話すと攻撃的な印象を持ってしまうので、意識的に視線を外すか、おでこのあたりを見て話す方が良い。」
といったマナーの情報も見たこともあります。
仕草のアドバイスなんてしなくて良いので、
「自由に話していただいて大丈夫ですよ。必要に応じて、こちらでフォローしますので。」
じゃ、駄目なんでしょうかね。
本人がそれを理解してさえいれば、それで良いのですが
好き勝手に人様の制作物や書籍にコメントをしてしまいましたが、使用する本人がそれを理解していればそれで良いのではないかとも思っています。
アニメ好きの外国人の方が、
「おっす、オラ孫悟空」
なんて書いてある服を着ていたら、絶対意味わかって着ているでしょうし、日本人としても、とても嬉しいですし。
ただ、使用する本人がそれを理解しているかというと、そんなこともないように思われ、よってもって、製作者や著者の意図って何だったんだろうと思う訳です。
日々精進。