最近ちょこちょことマイクロ法人を聞く
節税本などを読んだりして(仕事として知っておくため)、聞いたことがあった「マイクロ法人」。
不思議とまた、聞く機会が増えました。
知り合いの税理士に
「申告業務などを対応できる税理士を探しておりまして、、」
と相談してみたところ、
「社会保険節約のためのマイクロ法人の申告業務はお受けできないです。」
といった感じにです。
(私がマイクロ法人の申告業務をお願いしようとしたわけではありません。)
ネット情報に過ぎませんが、個人事業主が増えている昨今、マイクロ法人の設立も増えているようですね。
社会保険料節約のため
主に税金面(給与所得にして給与所得控除をとるなど)からのためだと思っていたのですが、社会保険料節約という目的もあるんですね。
気持ちはわかります。
社会保険って、意外とあっさりと最高額に到達してしまいますし、地味にこたえる金額ですし。
「結構払っているけれども、こんなに病院にかかっていないぞ。」
と考えてしまうと、損をしている気分になるということでしょうか。
この制度って「相互扶助の精神」からなんですね
社会保険って、仕組みとしては、その人が使った医療サービスに応じたものではなく、相互扶助の精神で成り立っているようです。
なので、別に、病院に行こうが一度も行かまいが、所得などに応じて、決まった額を払いましょうということのようです。
そういった意味では税金に似た性格なように思いますが、税金を基にして受ける公共サービスは普段から意識していないとまったく認識できないのに比べて、社会保険の場合は、端的に、病院に行く場面を意識すればよいので、余計に気になってしまうという事でしょうか。
そうか、損をしているのか、、
正直者が馬鹿を見るということなのでしょうけれども、マイクロ法人を作らずに個人事業をやっている人は損をしているということなんですかね。
マイクロ法人を作って、社会保険料を減らしている人達の分の、相互扶助の精神をも担っているわけですから。
でも、なんとなく、受け入れがたいんですよね。
ルール上そうなっているから、いいでしょ、と言われるとそうなんでしょうが。
これまでの経験を踏まえると、こういった、趣旨には反するけれども、ほったらかしにされている論点って、みんながわーっと真似し始めると、その穴が塞がれることになるのだと思います。
なので、この傾向が続くと、近いうちに何らかの手当がされるのだと思いますが、塞がれるまでは、真面目にしていた方が損をしているんですよね。
金銭的には。
ただ、個人的には、金銭的に多少失うものがあったとしても、もっと他の、目に見えないけれども、大切なものを大事にしていきたいと思う訳です。
(多少、金銭的に損をしたとしても、お金では買えない価値観を大切にするということでしょうか。)
日々精進。