書き物をしていると
現在、税経通信(税務経理協会様)と経理情報(中央経済社様)の2誌で連載を書かせていただいております。
以前書いていた連載は、自分の経験について書いていたので、条文や参考書籍の引用はほとんど必要がなかったのですが、今書いている連載は、制度に関するものや、争いとなった事例について書くことが多いので引用が必要で、根拠資料の入手に少し苦労しています。
裁決事例が豊富
条文は紙媒体でもウェブ媒体でも完備していますし、通達の逐条解説や税務会計の専門書籍もネタごとに仕入れて書くようにしているので問題ないのですが、一つなかなか解決できていない情報として裁決事例がありました。
審判所の裁決事例を引用する場面を想定すると、税務の読み物で知った事例について引用したい場合に、その事例が公表裁決事例でないと、情報リソースにアプローチできないんですよね。
で、いよいよ決心をしたわけです。
TAINZを使おうと。
勤め人だったころは、組織が準備してくれている情報リソースをフル活用できたので、TAINZに依拠することは、ほぼなかったのですが(トライアルで一度使ったことがあるだけです)、外に出て、自分で情報リソースを確保するとなると、便利なサービスだろうなぁと思っていました。
裁決事例などのびっくりするくらいの数の情報が蓄積されていて、価格もそこそこお手頃プライスですし(月額約2,000円。個人会員。)。
あとは抜群の信頼度ですね。
そこが一番重要かもしれません。
判例まではしないでおこう
次のステップとして、判例も揃えたい欲求にかられるわけですが、判例について言うと、いろいろなサービスがあって、それぞれでカバーできている判例の範囲が違うという、個人事務所にとっては、なかなか手痛い状況となっております(複数と契約する必要があります)。
よって、これについては、もっと先の将来で、必要性が増したら(増さなさそうですが)導入をしようと思います。
しばらくは、裁判所の判例検索システムで、我慢我慢。
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)