アメリカ人の所得税
所得税確定申告業務はすべて辞退をさせていただいているのですが、過去のご縁で、数件の所得税の確定申告業務を対応しています。
日本国居住者のアメリカ人の方なのですが、いつも感じることが、検討項目多すぎ・複雑すぎ、ということです。
お請けしている所得税の確定申告の件数が少ないので、一つずつ調べつつ対応できますが、多くの件数をこなしながらだと、誤りなく処理するのは、もはや不可能なんじゃなかろうかとすら思っています。
(慣れなんですかね。)
IRSの申告書の数値をひたすら追っかける
外国税額控除の関係で、IRSの申告書を確認します。
日本の確定申告書に比べると作成するフォーマットが多い印象で(法人税の申告書に近いような気がします。各別表で計算をして別表4に集約して所得金額を計算するあたりがです)、アメリカの税金計算の流れを把握するために、申告書に記載されている数値は全部流れを追うようにしています。
(監査調書みたいに数値間にリファレンスをふったりしています。)
この控除は何じゃ?
となったときはIRSのウェブサイトに解説がありますので、概要を掴むために読むようにしているのですが、日本の国税庁のウェブサイトと同じで、固い表現で、情報てんこ盛りですので、情報量に圧倒されてしまいます。
おそらく、ここが検討に時間を要する理由の様な気がします。
うぐっとなる気持ちが減った
そんなこんなを数年間続けてきたのですが、今年数値を追っかけていて実感したのですが、うぐっとなる気持ちが減りました。
あぁ、これ、前も調べたなぁ~
という事項が増えたのと、申告書特有の表現?にも慣れてきたのだと思います。
積極的にこの分野を開拓していくつもりはないのですが、知識が増え、出来ることが増えたことを実感できると嬉しいものですね。
それにしても、日本在住の外国人の方の所得税確定申告業務については複雑すぎで、英語でのコミュニケーションと読解が求められることもあり、担い手が少ないように感じております。
日本人の対応とは違い、税務署主催の所得税確定申告会場を案内することもできず、なかなか難しいものですね。
(もしかして都内だと外国人の方向けのブースなどがあったりするのでしょうか)
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)

