てりたまさんのアドベントカレンダー
てりたまさんという会計士の方が、年末にアドベントカレンダーの企画をされていました。
一日ずつ、いろいろなご経験をお持ちの会計士の方々が寄稿されており、想定読者は2024年論文式試験合格者なのですが、村上も勉強させてもらっています。
高卒で会計士になられた方からのメッセージ
最近読んだものが、高卒で会計士になられた方による寄稿でした。
会計士にも色がありまして、早稲田っぽいなぁ~、慶應っぽいなぁ~、東大っぽいなぁ~、中央っぽいなぁ~と、監査法人にいた頃に感じていました。
この分類の仕方は、大学を卒業していることを前提としているわけですが、私が監査法人にいた頃に、大卒ではないことで、何かを意識した(させられた)ことがあるかというとまったくなく、自分は外れ値くらいにしか思っていませんでした。
(一応、夜学は卒業したのですが、感覚的には高卒です。)
学ぶ順番の違い
この方のメッセージを読んでいて、なるほど~と思ったのが、大学を卒業してから働くのと、働きはじめてから大学に行くのは、学ぶ順番の違いなのではないかということでした。
あと、社会人になると学ぶことの重要性をより実感できているので、学ぶ姿勢の真剣さが違うようにも思います。
いずれ気にしなくなる
社会人になってから22年目ですが、周りでこの手の話をする方にお会いすることはもうないですし、会計士になってからは、専門家としてのスキルや人柄の方が重視されるように思います。
私が勤めた監査法人に、高卒で会計士になられた方がいらっしゃって、シゴデキさんだったので、むしろ周りから尊敬されて(少し恐れられて)いたように記憶しています。
ただし、個人事務所を本格稼働させてから、新規でお仕事をご一緒するか否かのジャッジにあたり、学歴などの表面的な情報への依存度合いが高まってきたようにも思いますし、私自身もそのような観点からジャッジされているなと感じることがあります。
よって、個人的には、大学に行けるのならば行っておいた方がよいのではないでしょうかと考えています。
自ら、可能性を狭めるようなことをしないほうがいいと思いますし、可能性がたくさんある方が、いろいろと将来について迷えて、楽しいんじゃなかろうかと思います。
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)