専門誌を定期購読
税務会計に関する専門誌を複数購読しています。
情報を広く収集するためでして、一般的な税務会計に関する情報をメインに扱っているものと、ちょっとマニアックかつアカデミックな内容に関するものを購読しています。
一般的な方は、新しい情報のキャッチアップの意味合いで購読しており、
「へぇ~」
と思うことはあるものの、
「おぉ、おもしろい!!」
と思うことはあまりまりません。
対して、後者は、マニアックすぎて、日常の業務ではほぼ役に立たない(大手事務所がやっているような内容なので)のですが、とても勉強になるのと、アカデミックな内容を読むと、いろいろと考えさせられるので、重宝しています。
答えのない議論が面白い
税務の読み物って、問いがあって、それを根拠に基づいて解説するものが一般的です。
読者もそれを求めているので、当然っちゃ当然なのですが、議論じゃないんですよね。
なので、税務関連で議論をしているものを見ると面白いなと思う訳です。
最近、面白いなと思っているのは、メガバンクが受けてしまったCFC税制(タックスヘイブン対策税制)についての最高裁判決についての議論です。
CFC税制のあるあるの議論で、租税回避の意図はないのに、形式的に要件を満たすだけで本当に巨額の課税をしてしまっていいのか?というものです(と私は勝手に理解しています)。
今回のケースもまさにこれだったのですが、とある大学の方は、よーく見てみると、日本から課税所得が逃げているではないかということで、課税されることに肯定的で、また別のとある大学の方は、最高裁判例における文理解釈の取扱い(取扱いで表現あっていますかね?)について、過去の事例を紹介しつつ、解説してくれていました。
ずっと思っているのですが、文理解釈って本当にそんなに完璧なものですかね。
文理解釈が完璧であれば、テキストベースのコミュニケーションでミスコミュニケーションを起こさない方法が確立されていてもいいような気がしています。
あと、言葉の意味って時代とともに移り変わりますし、言葉の意味の解釈って、文化や時代背景などのさまざまなバックグラウンドインフォメーションを基礎として行っている気がするんですよね。
繰り返しになりますが、文理解釈って本当にそんなに完璧なものなんですかね。
脳みそが活性化しているのがわかる
こういった、当たりの読み物に出くわすとテンションがあがります。
読んだ後に脳みそが活性化しているのがわかるんですよね。
ちょっと熱を持った感じでしょうか。
ぎゅーんと音を立ててモーターが回転しているような感じです。
駆け出しの税務職員の頃は、毎日のようにこれを経験出来ていたように思うのですが(本当にすべてが新鮮に感じられました。)、最近は下手に擦れてしまい、これを経験できる頻度が減ってきたように思っています。
久々だったので、テンションが上がっているうちに書き残してみました。
日々精進。