日本語についての日本語学者のコラム
日経新聞の日曜の朝刊に、日本語学者の方が書かれているコラムがあります。
言葉って不思議なものだと思っています。
そして、その不思議について、専門家の方が解説されているのが、このコラムです。
そもそもまったく気にしたことが無かった点や、気にはしていたが調べたことがない点について、いろいろと知ることが出来るので、勉強になりますし、読んでいて楽しいなと感じています。
優しい文章で書いてくださっているのも助かります。
読点はいつも気になる
今回のコラムの内容が、読点についてのものでした。
いちおうのルールのようなものがあるのかな?
と思っていたのですが、役所が公表しているものにおいても、どこに読点を使うかについて記されていないとありました。
国税庁の公表物を読んでいると、割と、こまめに、読点を置く印象があり、てっきり、公用文の書き方などでルールが決まっており、それに沿って、みなさん書かれているのかな、と思っていたのですが、どうやら、そうではないようです。
(このひと固まりの文章のように、一つ一つぶつ切りにするような印象を持っています。過去の文章を参考にするので、必然的に、似た文章になるということでしょうか。)
マイルールは読んでいて息が続かなくなる少し前の場所
書き物をしている端くれとして、読点についてのマイルールをもっています。
もちろんこれだけではないですが、基本的には、息継ぎなしで読んでいて息が続かなくなる少し前に、読点を置くようにしています。
あとは、そこに置かないと、別の意味にとれてしまう場合などもありますので、そこにも読点を置きます。
これは、ゲラの段階で適宜修正しています。
たゆたう
コラムの中で、たゆたう表現について紹介されていました。
正直にいうと、たゆたう表現をクリアにわかっていないのですが、これ、文章が下手な人(私みたいに書き物を始めたばかりの人)がすると、おかしいだの、変だの、ご意見を頂いてしまうのではないかと思います。
プロフェッショナルの方にのみ許される、たゆたい表現、この域に達してみたいと思う訳です。
(遠く及ばないので、いつまで経っても到達できなさそうですが。)
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)