税経通信での連載
現在、税経通信という月刊誌で連載を書かせていただいております。
税務大学校の講本の内容に沿って、法人税について調べたことを書いています。
細かな点にこだわりすぎず、かといって、簡単になりすぎないように気を付けつつ、最近話題になったトピックや、会計に関する情報と関連させてみるなど、いろいろと試みています。
根拠を示したい
論文を書いているわけではないので、もしかしたら、そこまで神経質にならなくてもいいのかもしれませんが、参考にした書籍等の情報については漏れなく、引用元・根拠を示すようにしています。
村上という若手税理士が、自由に自分の意見を述べているのではなく、リサーチした結果であることを示すためです。
これが、地味に骨が折れる作業ではあるのですが、著者の方の権利を侵害したくないので、粛々と作業しています。
文で引用しないと正しく伝わらない
参考書籍の情報を引用するにあたっては、引用の箇所のみを読んだ場合に間違った情報にとれてしまう可能性がないかを確認するようにしています。
確認と加筆修正の結果、引用が結構長くなってしまうことがあります。
引用が長いことは、書き物的にOKなのかが、最近気になっていました。
引用がメインの文章になっていないことが大切
先日、出版社の方とお話をする機会がございましたので、この点を相談してみたところ、まず、引用元はしっかりと記載をすること、引用が長くなってしまうこと自体は問題ないが、そもそも、長いとは感じていないこと、引用を多用して、引用がメインの文章にならないようにする必要があることを教えていただきました。
なんか、ほっとしました。
書き物って、一人で黙々と作業をする時間の方が圧倒的に多く、安易に、知り合いに頼んで、書いた文章の感想をもらうこともできないので(先方に負担をおかけすることになるので)、何かを悩み始めると抜け出せなくなります。
きっと答えがあるものではないですし、かなり自由に書かせていただいているので、のびのびと書けばいいのかもしれませんが、根が小心者ですので、いつもビビりつつ、書いています。
ひとまず、引用問題は解決です。
あぁ、よかった。
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)