日経新聞の日本語日記
日本経済新聞の日曜朝刊の文化面に、日本語日記といって、日本語の成り立ちなどを紹介してくださっているコラムがあります。
経済面は割とすっ飛ばしてしまうことが多いのですが(会計や税務に関する記事は食いつけるのですが、そのほかはというと、、、)、文化面は気軽に読めるので、お気に入りです。
一繋ぎではなかった
本日読んだ記事が「承知之助の名字は?」というもので、「合点承知の助」について書かれていました。
言葉遊びであることは知っていたのですが、ずっと、
「合点承知の助」
と一繋ぎだと思っていたのですが、これは間違いらしく、
「おっと、合点、承知の助だ」
と言った風に、「合点」と「承知の助」の間に、一呼吸置くとのことでした。
委細承知の助ですと!?
この言葉、江戸時代から遣われているらしいのですが、ほかにも、「委細承知之助」という表現もあるんだそうな。
ネットで検索すると、「委細承知いたしました」という表現が、リアルのビジネスシチュエーションで使用されているらしく、まずそれに驚いたのですが、ネットの日本語に関する記事でも、「委細承知之助」が紹介されていました。
「委細」には、「細かい点も含めてすべて」といった意味があるそうでして、私の職業でこれを使う機会はなさそうですが、いつか使ってみたいですね、委細承知の助。
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)