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【雑多な話】大枠を考えているときはわくわくするのですが

雑多な話

連載

税経通信という月刊の専門誌で、連載を書かせていただいております。

税大の講本の内容に沿って、調べたことなどを書いています。

擦られたネタだとキツイ

書き物の大変な点として、ネタを探すということがあると思っておりまして、よってもって、税大の講本の内容に沿って書いている(ネタを探す必要がない)のですが、10回分程度書いてわかってきたのが、ネタによって議論の濃淡がかなりあるということです。

淡い方、たとえば、事業年度について書く場合は、いろいろと調べる必要がある(多くの書籍にあたる必要がある)ので、それなりに大変なのですが、最近は、青色申告や法人税法22条について、つまり濃い方について書いているのですが、こっちの方がキツイことに気付きました。

まず、読む資料の分量が段違いで多いのです。

多くの議論があるので、いろいろな方が本や論文を書かれています。

そして、擦られたネタであるがゆえに、玄人好みの内容が多く、読んでいて、

この人、よく、このアプローチを思いついたなぁ、

なんて思いながら読んだりしているのですが、玄人好みの内容を書くと、私の連載の想定読者の興味から外れてしまうわけです。

なので、読む分量は増え、取捨選択が必要で、どこまで紹介した方がいいのだろうかと悩むことが増えました。

青色申告についての説明では、コンメンタールだけで100頁くらいありましたし、古い裁判例も含めると、いろんな争いがありました。

読んで満足してしまうのですが、それではだめで、そこから、すぐに書くことを決める必要がありました。
(時間を空けると、記憶が曖昧になるためです。読んだらすぐに決めることがお勧めです。)

そして、次なる戦いが、法人税法22条なのですが、これもなかなかですね。

書籍も試しに購入してみましたが、この条文だけで1冊書かれていたりします。

おかげさまで、いろいろと勉強になっておりますが、論点が濃い箇所については、何らかの執筆テクニックを身に付ける必要がありそうです。

日々精進。


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【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)


 

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