租税研究
租税研究という税務の専門誌を定期購読しています。
大学教授や、主税局などの担当官、弁護士さんなどが行った講演録が登載された冊子です。
アカデミックな内容から、実務的な話と、他の専門誌にはない色が出ているので、重宝しています。
ミニカーの輸入消費税を争った事例
今回読んだ号に登載されている講演録が、税務の判断には法的思考が大切でっせというものでして、法律事務所にいたこともあり、まったくもって同意ですので、楽しく読ませていただきました。
(私、弁護士ではないのですが、餅は餅屋だと思っています。)
いろいろな事例が紹介されていたのですが、そのなかで一番興味を持ったのが、10,000円しないミニカーを輸入したところ、手違いなどもあり、輸入消費税が課税されてしまって、それを争ったという事例です。
初動が大切
詳細は、当該誌を読んでいただければと思うのですが、やっぱり、何かが起きたときは初動が大切だなと感じました。
あとは、おかしなことにはちゃんとNO!!といえる強い意思でしょうか。
少額だし、まぁいいやで諦めてしまいそうなところを、ちゃんと対応されていた点に驚きました。
この事例、公表裁決かと思いきや、ざっと探してみたものの、該当するものが見つかりませんでした。
登壇者の方は、どうやってこういった一風変わった事案を見つけておられるんでしょうかね。
率直にすごいなぁ~と思います。
(今後も、書籍を通じて全力で乗っかりますが。情報を自ら取りに行くのって時間かかりますので。)
大変勉強になりました。
日々精進。