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【雑多な話】ザ・ノンフィクションが強烈

雑多な話

過去の放送回の選りすぐり

日曜日にフジテレビで放送されているザ・ノンフィクションという番組が好きです。

当たり回とはずれ回の落差があるのですが、それも含めて毎週楽しんでいます。

1995年に番組が開始したらしく今年が30周年とのことで、過去の放送回の選りすぐりが再放送され、そして、現在どうなっているかまでを放送してくれています。

借金地獄物語

一発目が借金地獄物語という回でして、バブルがはじけたあとの、競売物件を落札して、その近所の物件の所有者に売買するなどして差益で稼いでいる会社の経営者が紹介されていました。

強制執行の場面も映っておりまして、昔読んだ、ナニワ金融道を思いだしてしまいました。

お金に執着している印象を持ったので、現在はどうなっているのだろうかと心配になってしまったのですが、ご商売はうまくいかれているようで、現在も現役で働かれていました。

経営方針は当時から大きく変わっており、世の中の移り変わりを一気見した感じでした。

われら百姓家族

今週はわれら百姓家族という回で、人里離れた山奥で自給自足で暮らしている家族に密着したものでした。

父親が子供に自然の中で自分の力で生きていく方法を教えていたのですが、学校に積極的には行かせていなかったようで、大人になった子供が、なんで学校に行かせてくれなかったのだろうと嘆いていたのが印象的でした。

ご主人はお亡くなりになられており、現在は、一人の息子さんがご家族と一緒に自給自足の暮らしをされていました。

学校にはちゃんと行かせているようで、そこは方針を変えたようです。

虚しさを感じた

自給自足の生活を選ぶこと自体は個人の自由だと思うのですが、それを子供にも強いたこと、そして、1人の息子を除いてみな山を降りてしまったことに、虚しさを感じました。

長い年月をかけて切り開いた畑も荒れてしまい、その光景が撮影されていたのですが、子供たちが遊んでいて、夕方になってみんなお家に帰ってしまった後の公園の砂場のように見えました。

決して遊んでいたわけではないとは思うのですが、うまく表現できませんが、現代に生きていて、決して戻ることのできない世界がそこにあったように見えたのです。

何が答えかわからないこそ

大人になり、父親になることでわかったのですが、親は当然子供には出来る限りのことをしてあげたいと思い、そして、何をしようとするかというと、自分がやってきてうまくいったこと、よかったことを、同じように経験させ、学ばせようとするように思います。

件のご主人も同じ気持ちで自給自足の生活と、学校に行かないことを選ばせたのだと思うのですが、必ずしも、親が良いと思っていることが子供にとっても良いことではないということなのだと思いました。

どのように生きていくかなんて答えがあるものではないので、生きていく上での最低限のことを教えてあげた後は、あとはそっと見守り続ける(助けを求められたら助ける)ことが正解なんじゃないかなぁと思うわけです。

この考え自体も20年後には、何をいっとんじゃいという意見になってしまっているのかもしれませんが。

放送が終わった後も、心に残るしこりの様なものを感じておりまして、よってもって、考えさせられるとても良い回だったと感じました。

日々精進。


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