英語
英語力向上のために、毎朝英会話のレッスンを受講しています。
必ず雑談から入るのですが、自分のビジネスに関することを話して、相談に乗ってもらっています。
最近、少し困った方の対応を経験しました。
私のお客様でもなんでもないのですが、休日に突然電話をしてきては、ショートメッセージで折り返しで電話を求めて来て、何か緊急事態なのかなと思って、時間を作って折り返したところ、
「儲かってしまったのだが、申告は必要か(税務署にバレるものなのか)?」
とのことでした。
バレるバレないに関係なく、申告すべきです。
そもそも、私のお客様でも、なんでもない方なのに、さすがに失礼じゃありませんかと感じまして、今回対策を練って、なんとか、今後この方とコミュニケーションをしないで済む方法を見つけました。
ちゃんと迷惑である旨を伝えた方が良いのかとも思ったのですが、伝えることの労力と、
「じゃ、お金払えばいいんでしょ?」
みたいになってしまった時のストレス(お金だけが問題ではなく、そもそも、対応が困難ですので、お断りを差し上げるわけです。)を考えると、そっと、フェードアウトさせていただくのが、お互いのためになると判断しました。
困った生徒さんたち
この話をしたところ、インストラクターの先生が共感してくださいまして、困った生徒さんたちの話をしてくれました。
いろいろと大変らしいのです。
レッスン中ずっと不機嫌、
態度が横柄、
朝の時間帯のレッスンを予約しては、レッスン開始前5分前にキャンセルを繰り返す、
レッスン時間の残り5分でログインして、受講した記録だけを残す、
といったことをする方がいらっしゃるそうです。
複数のインストラクターの方が同様のことをおっしゃっていたので、実際にそういった方もいらっしゃるのだろうなと思います。
なぜ、このようなことが起きるのかというと、どうやら、こういった生徒さんたちは企業にお勤めの方のようで、受講料は会社が払ってくれているので、欠席しても痛手はなく、そもそも受講しなければいいではないかという点については、昇給などの要件になっているので、いやいや受講しているのではないかということのようです(もちろん推測に過ぎません)。
時間的拘束
インストラクターの先生は、こういったことをする生徒の名前を憶えているらしく、そういった生徒の予約が入ると、とてもストレスを感じるそうです。
どうせ、真面目にやるつもりはないとわかっていても、朝早く起きて(インストラクターの先生はフィリピンの方ですので、時間が日本よりも1時間遅いです。日本で6時だとフィリピンは5時です。)、レッスンの内容に応じた準備を行う必要があるわけです。
それで、直前にキャンセルになったり、キャンセルにすらならない場合は、PCの前にじっと座って、いつ入ってくるかわからない生徒を待ち続ける必要があるそうです。
ちなみにノーショー(予約はしたものの生徒がレッスンに参加しなかった場合)には、インストラクターの方の報酬は、レッスンを提供した場合の半分になるそうです。
レッスンを提供するという労務がなかったから減らす、ということなのかもしれませんが、準備の時間も含めて時間的な拘束を受けているわけで、半分になることについて、インストラクターの方から苦情が出ているものの、特に改善する様子はないそうです。
アンフェア
生徒側にはいろいろなツールが準備されています。
緊急事態ボタンのようなものがあるらしく(私は使ったことがなく、かつ意識したことがないので、どこにあるのか知りません)、それを押されてしまうと問答無用で、インストラクターの方に非があったという扱いとなるそうです。
(受講中録画されているので、それでやりとりは確認できるそうなのですが、インストラクター側の意見はほぼ通らないそうです)
もちろん、生徒側にはどの先生のレッスンを予約するのかの権利はあります。
対して、インストラクターの先生には、困った生徒をブロックする手段はないわけです。
で、失礼なことをする生徒は、立場を利用して、失礼なことをし続けるというこの構図。
ちょっと違和感を感じます。
フェアじゃないですよね。
お客様は神
インストラクターの側から申し立てても改善されないのであれば、生徒側の意見として申し立てましょうか?と聞いたこともあるのですが、それをされてしまうと、インストラクター側が結局損をすることになるので、絶対にやらないで欲しいと言われてしまいました。
なので、お話をお聞きするに留めています。
おそらくインストラクターの方自身が、この状況を理解するための理由としての結論なのだと思うのですが、
「日本企業なので、お客様が神ですもんね。」
とおっしゃられます。
確かに、昔はこういったことを言われてきましたが、その結果、カスハラを起こす方が増殖して、従業員は疲弊し、いつ何時でも、お客様が神という考え方を改めようという風潮になってきていると感じています。
なのに、依然として、日本企業は、いつ何時も「お客様が神」で仕事をしていると勘違いされているのが少し恥ずかしく思う訳です。
お互いに尊重し、理解し合って、お互いに気持ちよく過ごせるような環境を大切にしているのが日本企業だと理解されるようになることを願います。
日々精進。