英語
英語力向上のために毎朝英会話のレッスンを受講しています。
英語の記事を使って声に出して読んだり、内容について議論をしたりしています。
今回使用した記事の内容が、わびさびについてのものでした。
不完全による美しさ
英語ではわびさびについて次のとおり表現されていました。
“Wabi-sabi is the appreciation and acceptance of natural imperfections”
完璧なものを目指しているなかで、ふとした瞬間に訪れた不完全さに美しさを見出したのがわびさびだと、個人的には理解しています。
おもしろいですよね。
完璧を追い求めているのに、完璧ではないことに美しさを感じるわけですから。
機械が作った文章やイラスト、左右非対称であるべきものがキレイに対称となっていることの気持ち悪さなども、ここから来ているのかもしれないですね。
伝わらない
さて、インストラクターの先生方はフィリピン人でして、このわびさびのコンセプトをご存じありません。
ということで、いろいろと説明をしてみて、ご理解をいただこうとしたのですが、まったく伝わりませんでした。
二本の線を引いて、一つは定規で引いたようにまっすぐの線で、もう一方は、定規で引いたようなまっすぐの線に少しだけゆがみを持たせたものにして、
完璧であることよりも、不完全さがあるほうに美しさを感じませんか?
と問うてみても、いまいちな反応でした。
私の語学力の問題もあるのだと思いますが、日本人が日本で生きていくなかで、なんとなく学んだことや習慣づいているものの説明の難しさを知ることが出来ました。
浅草などの観光エリアでは、英語による観光ガイドのボランティアがあると聞いたことがあるのですが、
このボランティアに参加している方々も同じ難しさを感じているのかなぁ?
なんて考えてしまいました。
(私と英語レベルが段違いでしょうから、比べるのも失礼な話かもしれませんが。でも、きっと、事前の学習と準備が必要なように思います。)
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)