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【雑多な話】『二番目の悪者』を読みました

雑多な話

日経新聞で紹介されていた

日経新聞の朝刊に春秋というコラムがあります。

時事ネタの収集に良いのと、限られた文字数の中で起承転結がされていて、文章の書き方の勉強になるので読んでいます。

先日、このコラムで『二番目の悪者』という絵本が紹介されており、内容に興味がわいたので、購入して読んでみました。

子供向けの絵本

60頁ほどの絵本で、大人が読むと10分もかかりませんが、非常に考えさせられる内容でした。

王様になりたい金のたてがみを持つライオンが、人助けなどに勤しんでいる銀のたてがみのライオンを陥れるために、デマを流し、金のライオンが王様になった結果、みんなが不幸になってしまったという話です。

私が子供の頃には、こういった内容の絵本って、なかったように思います。

絵本に対して、子供向けですので、単純明快な内容のものというイメージをもっていたのですが、この本を読んで、印象ががらりと変わりました。

「嘘は、向こうから巧妙にやってくるが、真実は、自らさがし求めなければ見つけられない」

この絵本にあったフレーズです。

このほかにも考えさせられるフレーズがたくさんあったのですが、個人的にはこれが一番考えさせられました。

冒頭の見開きのページには、チェロを弾いている人間と、白い鳥をチェロのように扱って弾いている人間の絵がありました。

そして、最後のページには、外に向かって歩いている白い鳥と、椅子に立てかけられたチェロの絵がありました。

これも何らかのメッセージなのだと思うのですが、絵本を通しで読んだだけでは、何を意味するのかはわかりませんでした。

でも、だからこそ、いろいろと考えさせられました。

素晴らしい絵本に出会うことができ、大変満足です。

日々精進。


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