書き物での考えさせられる経験
2年前に個人事務所を本格稼働させてから、継続的に、書く仕事をさせていただたいております。
数回ほど、説明物の執筆依頼もありましたが、主なものは、自分の経験を踏まえたコラムのような読み物です。
制度説明などは、それなりの方が書くことに意義があると考えているのと、経験は時間と共に劣化していくと考えているので、それが書く内容に影響しているように思います。
つい、先日、書き物の関係で、考えさせられる経験をしました。
出版社の方曰く、よくある話らしく、気にしてはいけないらしいのですが、読み物を書くことのデメリットを味わうことができました。
誰しもが経験する道
その経験をしてから、数日間、完全に書けなくなり、もう書くのもやめようかなと考えていました。
自分の文章がきらいになっちゃったんですよね。
でも、連載は続いているわけで、何か助けになるものはないか?と、いろいろと探してまわっていて、巡り合ったのが、「書く仕事がしたい」という本です。
佐藤友美さんというライター/コラムニストの方が書かれた本で、
- 書く仕事について
- デビューするまで
- 書く仕事に必要な技術
- 書く仕事に必要なマインド
- とどまらずに伸びていくこと
などについて書いてくださっています。
この本に、私が陥っていた状況に対する、佐藤友美さんの解が書かれていたわけです。
書き物をしている多くの人が通る道であること。
まず、これにとても救われました。
あぁ、自分だけじゃないのねと。
そして、それに対する対処法なども書かれていました。
完全に真似はできなさそうですが、頭の片隅にいつも置いておき、似たような経験をしたら、思い出すようにするだけでも、かなり負担が軽くなるように思っています。
次に繋ぐ
率直に、すごい人だなぁ、優しい人だなぁと思いました。
次の世代(ライターになりたい方)に向けて、ご自身が長い期間をかけて試行錯誤し、経験し、学んできたことを、書かれているわけです。
この業界がもっと盛り上がって欲しい(目指す人が増えて欲しい)、困ったとき、悩んだ時の助けになりたいという気持ちがあって、初めて書けるように思います。
次に繋ごうとしているんだなと理解しました。
私も、税務調査の本を、次に繋ぎたい(繋いでおきたい)と考えて書きました。
佐藤さんの本に比べると、お粗末なものではありますが、それでも、読んで下さった、誰かの助けになればいいなと思っています。
佐藤さん、素敵な本を執筆してくださり、ありがとうございました。
救われました。
日々精進。
【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)