海外の方と接する
お仕事でもプライベートでも、海外出身の方と接する機会があります。
最近、とある米国出身の方とお話をする機会があり、とてもうれしいことがありましたので、これについて少し書いてみようと思います。
日本人をペンギンにたとえる
この方、ご自身の日本での体験を、絵本で描かれて出版されています。
その絵本では、日本人がペンギンで描写され、この方自身は象で描写されています。
なぜ、ペンギンかというと、丸の内で黒のスーツを着たサラリーマンたちが、ペンギンに見えたそうです。
そして、そのペンギンたちは、とても親切で、初めて来た日本で困っている象を、いろいろと助けてくれたそうです。
たとえば、スーツを持ってくるのを忘れてしまったので、スーツを新調しようとしたものの、日本人向けのお店では、スーツのサイズが小さすぎたので、テーラーメイドのお店を案内してもらい、そこで新調したといった話です。
そのほかにも、ラーメンの話など、いろいろな話が絵本の中に取り入れられていました。
始めて日本に来た外国人の方に、日本がどのように見えているのかを疑似体験できるので、とても良い絵本だと思います。
絵本の中の飲食店で、メニューに何が書いてあるのかな?なんて、細かなこともチェックしてしまいます。
絵本なので、文字数は限られるのですが、文章では表現できないことが、絵で表現されており、文章で読むよりも、ずっと、深く、時間をかけて読むことが出来ました。
日本のイメージ
もう20年以上前の話なのだと思うのですが、別の米国人の方から、日本に来た時のエピソードを聞いたことがあります。
お仕事の関係で日本にいらっしゃったようで、米国では、
「日本人はみんな親切で、温和で、礼儀正しい性格だから、安心していってらっしゃい。」
と言われたらしいのですが、いざ、日本についてみると、朝のラッシュアワーの満員電車と、その喧噪を見て、
「聞いてた話と違うやないかい!!」
と思ったそうです。
ちなみに、この方は、日本にその後も住み続けていらっしゃるので、日本を好きでいてくれているようです。
うれしくないですか?
こうやって、海外の方に日本の文化や慣習を受け入れてもられることを、とても嬉しく感じています。
しかも、絵本で表現してくださっています。
絵本を描くということは、とても大変なことであるにもかかわらずです。
普段は、あまり意識することはありませんが、日本人は、もうちょっとこういった明るいことに目を向けてもいいんじゃないだろうかと思っています。
私は、ペンギンであることをとても誇りに感じましたし、文化や慣習の違いで、困っている、象さんやそのほかの動物たちを助けたいと思います。
日々精進。