税理士会支部活動
普段、もくもくと一人で仕事をしているので、税理士会の支部活動で、懇親会の催しには、積極的に参加するようにしています。
人様と話す機会を作りに行っているということもあるのですが、実際に税理士事務所を運営されている先輩方から、実際のご経験に基づくお話をしていただけるので、結構重宝しています。
東京でやっている税理士さん達は大変そう
今回出席したのが、四支部合同懇親会というもので、東京会と関東信越会の支部の合同での開催でした。
村上は川口支部に所属しているのですが、支部の活動で、
「東京には、埼玉のこの地域(川口支部)に比べてとても多くの税理士事務所があって、みんなしのぎを削っている。」
みたいな話を聞く機会もあったので、実際にどんな状況なのかに興味がありました。
いろいろと教えてもらった
懇親会で同じテーブルになった方々が、東京都内に事務所を構えておられたので、いろいろと聞いてみました。
家賃が高い(同じ㎡数で草加の3倍くらいでした)、同じビルに他の税理士事務所が入っているなど、事務所を運営するにあたって参考になるお話を、いろいろとお聞きすることができました。
その中で一番記憶に残っているのが、表題の
「20万の1社より3万円を7社」
という戦略です。
これは、税理士事務所としての戦略の話です。
上場企業など企業規模があって、難しめの税務もある顧問先1社の月額報酬が20万円であったとしても、それよりも、プレーンでリスクがほぼない中小企業の顧問先7社で月額報酬が3万円の方が、規模拡大を目指すにあたっての戦略としては望ましいという話です。
一人でできる範囲には限りがあるので、確かにそうだと思います。
もちろん、拡大を目指すのかそうではないのかで取りえる戦略は変わってきますので、この戦略が絶対ということをいっているのではありません。
謎が解けた
以前、とあるお客様から、SPCを専門にやっている顧問税理士から新たに作ったSPCの顧問業務を断られてしまったというお話をお伺いする機会がありました。
件数的に手に負えなくなったのかというとそうではなくて、プレーンなSPCじゃないと対応できないといったことだったようで、であればと、特段、アクロバティックなことをしているようでもなく、一度慣れてしまえば、ルーティンになると思われたので、ルーティン化するにあたっての税務の取り扱いをまとめて説明をした資料を作ってお渡ししたのですが、それでもなお、お断りされてしまったとのことでした。
当時は、専門にやっているのに断るのってなんでなんだろう?と疑問だったのですが、これは推測に過ぎませんが、さきほどの、規模の拡大にあたって、プレーンでリスクがほぼないSPCしか受けていなかったということなのかなと思うに至りました。
なるほど、戦略だったんですね。
草加という穏やかなエリアで、のんびりとやっているので、あまり戦略といったことを意識していないので、全く気付かなかった、というか知りませんでした。
交流は勉強になって良いですね。
(でも、同業とつるんでばかりいても、あまりよくないので、ほどほどにしておこうとも思います。)
日々精進。