英会話のレッスン
英語力向上のため毎朝英会話のレッスンを受講しています。
そのなかで、マネジメントとして働くにあたって必要なスキルを学んでいます。
今回学んだのが、責任を取る(Take responsibility)ということです。
責められるのが怖い
英会話のレッスンですので、教材で用いられている事例は非常に簡素で、突っ込みどころが満載なのですが(それでも英語なので、自分の意見を説明するのに四苦八苦するわけですね。)、今回の事例は次のようなものでした。
- 新人君のために歓迎パーティを開催しようとしている
- 開催場所や時期について、部下に相談しつつ、決定
(日本人がマネジメントとして海外に赴任した設定ですので、部下に相談しているということです。) - 実際のパーティで、とある人(おそらく上司?)から、開催場所などについて意見される
- この開催場所は自分が決めたのではなく、部下に相談して決めたと言い訳(しかもby nameで)
実際にこんな上司がいたら、
「うぉい!!」
とつっこんでしまいたくなりますが、このレッスンを受けていて、
「実際にこういった上司、そういえば、いたなぁ~」
なんて思い出に浸ってしまいました。
役職が上がっていくにつれて、手を動かすことは求められなくなるものの、その反面、責任をとる(自分がやったことでなくても謝罪する、自身の部下の行動にコミットする)ことが求められるのだと思っていたのですが、そこに昇華しきれていない方もいらっしゃるわけです。
残念にも、このような方とご一緒してしまったとき、私は部下という立場でしたので、
「申し訳ありませんでした。」
と謝罪するくらいしかできませんでした。
人を変えることはできないと思っているので、その点は諦めているのですが、こういった方に巡り合う機会があると、その人の人間観察をするようにしています。
その結果として、こういった方って、責められることに非常におびえているんだなという、とりあえずの結論に至りました。
過去に失敗を経験してきていないからだと思うのですが、だからといってあなたの責任を肩代わりするほど、私は優しい人間ではありません。
素直に受け止めればいいのに
個人的には、素直に受け止めて謝るなどして、場を丸く収めればいいのにと思うのですが、中には、謝ってはいけない立場もあると考えている方も一定数いらっしゃいました。
どう考えるかは個々人の自由なのでかまわないのですが、これを部下である私に強要してくる方もいらっしゃったわけです。
素直に謝ればすぐに済むことを、理屈っぽいことをこねくり回して、
「ということで、間違いではありません。」
みたいなことを言わされるわけなんですよね。
受け手からしたら、
「言い訳してるな~」
と一瞬でわかると思いますし、子供っぽいので、こんなことをしたくなかったのですが、やらざるを得ない場面があるわけです。
「謝りたくないのであれば、ご自身でその言い訳メールを送ってくださいよ。」
なんて思ってはみても、こういうことを求めてくる人に限って、人にやらせるんですよね。
で、何かあった時も、自分のミスではないといったていで、すっと消えてしまいます。
(かなり俊敏です。本人は回避できていると思っているあたりが、ある意味すごい。)
反面教師にする
思わぬ形で、過去の嫌な経験を思い出してしまったわけですが、改善をする一番の方法は、自分がされて嫌だったことは自分がしないということだと思っています。
そういった意味では、いい経験をさせてもらったわけですので、前向きに考えるようにしています。
日々精進。